“ 幼馴染 ” な私たち。 (ページ4)

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華「A～おっはよ～」

『おはよー！』

華「人気者の朝は大変ですな」

『はぁ？笑人気者なのは廉たちでしょ』

華「これだから鈍感は……」

『なにいってんの？笑』

この子は佐藤華。

日本一有名な苗字に、煌びやかな名前。

｢名は体を表す｣って言うけど、まさにそれは華のこと。

外見はめちゃめちゃに可愛くて

性格は平凡な女の子なんです。

まっ、そこが好きなんだけどねっ♡

華「ねぇ、さっきから何ニヤニヤしてんの。」

『べっつにぃ～？笑』

華「かいちゃーん。Aが変なこと考えてるー」

海「え～？なになに、変態チックなこと考えてたの？」

『…海人嫌い。』

海「う、うそ！うそだよ！ねぇごめん～！もう！華ちゃんのせいでーー！」

華「あはは！」

ｷｰﾝｺｰﾝ…… ｷｰﾝｺｰﾝ……

先生「はい！ほら！席つけ！」

『んもう…華ー！』

華とは席が遠いから先生が来ちゃったら文句が言えなくなる。

……先生タイミング悪！！！！

海「ねぇ～A～ 1時間目教科書みして？忘れてきちゃった！」

『…さっきあんなこと言われたのに？』

海「ごめんってぇ…ねぇ、見せてくれないの…？」

『～～っ、わかったよ…！』

海「やったぁ～！」

『あっ、ちょ、ばかっ、声でか…』

先生「海人～？A～？お前ら俺が話してるのに無駄話とはいい度胸だなぁ？」

「『すみません…』」

先生「放課後、数学研究室で待ってるからな？(ﾆｺ)」

さいっあく！

もう、先生めっちゃニヤニヤしてたじゃん…

海人のせいだ！もう！

私が海人を睨みつけていたその時、教室で

(なにあの2人～…かわいいんだけど…)

(いーなぁ、先生は放課後あの2人といれるんだよ？)

(先生私と代わってくださいぃ…)

(やっぱり私、あのcp推しかも……)

(アイドルじゃんそれ笑)

……なぁんて会話が繰り広げられていることを、私達は知らない。