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案内された関係者席は二階に準備されていて、下の客席を見るとさっきまで見ていた四色がよりたくさん散りばめられた世界。
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渉くんの色は何色なのかも知らない、それどころかメンバーの名前も知らない、グループの名前も先ほど知ったような私が、居ていい場所なのだろうか。
身の程知らずとは今の私を言う言葉かもしれない。
渉母「Aちゃん、渉の色は緑だから良かったら振ってあげてね。」
A「ありがとうございます、、」
ただぼーっとこれから彼が現れるであろうステージを眺めていると、暗転して女の子たちの甲高い声が響く。
そんな時、隣にいた渉くんのお母さんからペンライトを渡された。
渉くんの色は緑。
じゃあさっきのイラストはやはり正解だったのか、と手元のペンライトの色を緑にして再びステージに目を向ける。
タイミングよく音楽が鳴り響いて、それと同時に大きな歓声が聞こえた。
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数曲歌った後のMCで自己紹介するとき渉くんは言った。
後の3人は、しまさん、なんとかの坂田さん？、あと、せんらさんだったと思う。
なんだか可愛い名前で意外だな、と思った。
それに、なんと言っても私が好きな動物がたぬきだから驚いた。
きっとたまたま、語呂がいいだけ。
そういえば、会場の外でたぬきのぬいぐるみを持っている子が結構いたけれど、渉くんのグッズなのかもしれない。
それなら、私もほしいなあ、、なんて。
どんどんと歌われていく曲たちは、やはり知らないものばかりで、だけど、純粋にかっこいいという感想。
手を抜くことなく、本気で歌っているのが伝わって来る。
そして何より、彼ら自身が楽しんでいるのが伝わって来る。
いつのまにか私は見入ってしまっていた。
ライブ中盤にはソロパートということでメンバーそれぞれが一曲ずつ歌っていく。
渉くんが歌った歌はそれはそれは甘い恋の歌で。
渉くんの声にぴったりだった。
会場は緑が一面に広がっていて、ここにいる女の子たちの中には、きっと渉くんの恋人になりたいと思っている子だっているんだろう、とふと思う。
これはきっと、それくらい彼には魅力があるという証拠で、それくらい彼が努力している結果でもある。
いま、渉くんが生きてる世界は、こんなに輝いてるなんて、思いもしなかった。
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飴玉(プロフ) - 続き気になります！応援してます！ (2019年12月7日 0時) (
レス) id: 8c5a0e2b14 (このIDを非表示/違反報告)
のの(プロフ) - 、さん» 設定を誤っておりました。申し訳ございません。修正しました、ご指摘ありがとうございます。 (2019年11月30日 21時) (レス) id: 4b7f932ad4 (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグというものをちゃんと外して下さい (2019年11月30日 21時) (レス) id: da04285dd4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のの | 作成日時：2019年11月30日 20時
