検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:19,670 hit

第百一話 都会ルール no-side ページ26

「おーかーもーとー?」

『ひいっ……あの国木田さ……昨日は申し訳ありませんでしたぁぁぁ!!』


国木田のキレ顔に少し怯えるA。


「まぁいい」

『……ところで……泉鏡花は敦くんの管轄下に回したんですか?』

「あぁ、あいつが助けたんだからな」

『……アレが来たら敦くんじゃ無理ですよ』

「……アレとはなんだ」

『教えない』



そんな下らない問答をしていると警察がやってくる



「市警からやって参りました」

「ご苦労さまです」

「あれぇ、この前部下が逮捕された箕浦くんじゃなぁい」

「今日は別件だ名探偵」

『み、みみみ箕浦刑事……と婦警さん……お茶でも』

「お茶はいい、すぐ帰る、ありがとう岡本さん」

『いえ』

「依頼があってな」









「仕事が終わったらお茶も飲まずに帰っちゃうなんて、都会のお巡りさんって忙しいんですね」

「お前の郷では警察は暇なのか?」

『お巡りさんって普通あんなものでは?』

「うちの村はみんな顔見知りですから。駐在さんの仕事といえば、井戸のポンプ修理に煙突の中の猫救助、あとはその年一番の西瓜の味見ですね」

『いいなぁ、そんなところ住んでみたい……私生まれ育ちヨコハマだし……』


そう岡本は欠伸まじりに言う


「なんだそれは……誰かが犯罪を犯したら」

「犯人縛って崖から捨てます」

『えっ……』

「えぇっ……あの、賢治さんって」

「君でいいですよ、二月前までイーハトーヴォ村という電気も電話もないところで牛を追ってました。社長にスカウトされて、この都会へ……都会は新しい概念ばかりで楽しいです!」

「新しい、とは?」

「まずお金の概念がよくわかりません」

「そこから……」

『物々交換じゃ無理だからねぇ……』


その時国木田と岡本の真後ろから谷崎が話しかける


「国木田さーん、先程の市警からの依頼、どうしましょう」


岡本の後ろで怪しいワードが飛び交う。


走行中……爆破!?


「岡本、人選は」

『敦くん、+a』

「よし、敦、やってみるか。ほかの社員について早く仕事を覚えろ。お前ならやれる。」

「……はい!」









『潤くん、敦くんは?』

「賢治くんと出ていきましたよ?」

『……賢治くんならセーフか。あの(・・)任務私絶対やりたくない』

「ボクも同感です」

第百二話 適任者 no-side→←感謝しかないです。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.2/10 (23 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
設定タグ:文スト , 普通の , 万能
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

死神参謀凶華(プロフ) - 神楽さん» ありがとうございます!!続編絶賛考えてます! フォローありがとうございます!! (2018年10月14日 10時) (レス) id: 49037b932f (このIDを非表示/違反報告)
神楽(プロフ) - 続編ですか!おめでとうございます!楽しみに待ってます!P.S.Twitterフォローしました (2018年10月14日 10時) (レス) id: 7244bac494 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - りとさん» ありがとうございます!頑張ります! (2018年10月6日 17時) (レス) id: 49037b932f (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» 中也さぁぁぁん←変換欄を殺して頑張った続編をお楽しみあれ…… (2018年10月6日 17時) (レス) id: 49037b932f (このIDを非表示/違反報告)
りと(プロフ) - 続編おめでとうございます!これからも楽しいお話を待ってます! (2018年10月6日 17時) (レス) id: 892238b735 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凶華 | 作成日時:2018年10月6日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。