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第七十六話 うつくしき人は寂として石像の如く 敦side ページ39

泉鏡花が眠る医務室のまえに蹲る敦。

救ってしまった

救えた

でも僕はどうしたらいい

「また面倒を持帰ったな」

国木田が鏡花の携帯電話をひょいと投げる

蓄電池(バッテリー)は抜いてある」

「……僕がもっと早く気づいていれば……」


「気にするな、お前に出来る事はない

あれは手遅れだ」


「あの娘は界隈では名の通った暗殺者だ、容姿で油断させ、敵組織を鏖殺する
だが急激に戦果を挙げすぎた
顔が知れて捕まるのは時間の問題だ」


┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈






「泉鏡花……?」

「はい…国木田さん、すみません……」

「……与謝野女医、帰ってきた所済みませんがお願いします」

「あいよ……で、心当たりでも?」

「……岡本のファイルに見覚えがある、全く、万能がいないと思えば犯罪者が来るとはな」






┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



「そんな……悪いのは彼女の異能を利用してる奴なのに」

「異能が当人を倖せにするとは限らん」

__何故私なんかに……どうしよう国木田さん__

「お前なら知っているだろう」

そこへ戸を開けて現れる与謝野

「目覚めたよ」









虚空を見つめる鏡花。

「……大丈夫?」

虚空を見つめたままの鏡花。

「えぇと……ここは探偵社の医務室、工合どう?」

「娘、黒幕の名を吐け」

鏡花は黒い眼差しを未だ虚空に向ける

「マフィアの部隊は蛇と同じだ、頭を潰さん限り進み続ける
答えろ、お前の“上”は誰だ」

「く、国木田さん!」

敦は思わず国木田を止めようとする



「橘堂の湯豆腐」



「え?」

「おいしい」

「食わせろということか?」

「食べたら話す」

「なぁんだ、いいよその位」

すると国木田から蔑みのような目を向けられる

僕は不思議そうに見返した。

なぜ豆腐でそんな目を、と。

その理由はすぐに分かることとなる___

第七十七話 橘屋の湯豆腐 no-side→←駄作者のクソ駄作るーむ



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作品ジャンル:アニメ
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紅狐 - はっ!何処かでfriskが決意を抱いた気がする…!! (2018年10月13日 22時) (レス) id: 3d24de6556 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ありがとー、頑張る(笑) (2018年8月18日 15時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 続編おめでとうございます! ギルド戦まで頑張れ(*´ー`*) (2018年8月18日 15時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月18日 14時

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