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第五十話 蒼き王と…… ページ11

国木田さん……!

太宰さん……!

敦くん……!

助けてッ

……怖い……よ……!









その頃3人は

ある場所に来ていた



……廃墟と化している地下フロア。

そして

最近搬入されたらしい大きなテーブルと、その上の機材。

「壁が黒焦げですね」

「ここはかつて、蒼き王が自爆した場所だね?」

「そうだ」

「・・・蒼き王?”青色旗のテロリスト事件”で有名なあの蒼き王ですか?」

「蒼の使徒って名前を聞いた時から、何となく蒼き王に関連がありそうだと思ってたけどね」

「蒼き王は最後に自爆したとは聞いてましたが・・・ここがそうなんだ。確か警察に追い詰められて自爆したんですよね」

「そうだ・・・あの時俺は、奴のアジトがここだとつきとめ、警察に報告した。」

「蒼き王のアジトを発見したのは国木田さんなんですか?」

「だが、事件当日、軍、公安、警察が合同で動いていた為、指揮系統は混乱していた……報告を受けて素早くこのアジトに駆けつけたのは現場のわずか5人の刑事…
更に悪いことに、犯人のテロリスト、蒼き王は、警察の動きに勘づき、爆弾を抱えてここに立て籠った…
錯綜した命令の挙句、下された決断は突入。だが特殊部隊でも異能力者でもない刑事たちに何ができる追い込まれた蒼き王は……5人を巻き添えにして自爆した……」

「思い出したよ国木田君。あの時殉職した刑事の一人が、あの六蔵少年の父親だよね」

「正義感の強い、いい刑事だった……アジトの報告を警察に挙げたのは俺だ。俺が殺したようなものだ……」

「違うでしょ!悪いのは自爆した犯人じゃないですか!」

「その通りだよ、敦くん。それでもなお国木田くんは六蔵少年の面倒を見ずにはいられない……死んだ父親の代わりにね」

その時、通知音が鳴った。

大きなテーブルの上のパソコンから。

「なんです?」

国木田が操作すると、画面に文章が現れる。

「探偵社への依頼文だ……依頼人は……青の使徒……」

「なるほどねぇ、青の使徒の正体が見えてきた」

「で、内容は?」

「依頼は爆弾解除。明日の日没までに爆弾を解除せねば、数百人が死ぬ」

「そんな爆弾、簡単には…」

「ここにある機材は爆弾を作るためのものだ。これだけの設備があれば、かなりの高性能爆弾が造れる」

「……そんな……」

「心配するな、爆発などさせん。今度こそ、俺達が止める」

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紅狐 - はっ!何処かでfriskが決意を抱いた気がする…!! (2018年10月13日 22時) (レス) id: 3d24de6556 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ありがとー、頑張る(笑) (2018年8月18日 15時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 続編おめでとうございます! ギルド戦まで頑張れ(*´ー`*) (2018年8月18日 15時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月18日 14時

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