第八話 食べてすぐの運動は控えましょう ページ10
暗い倉庫。
木箱に腰掛ける3人の影。
照明の一切もない中、
太宰さんは熱心に読書している。
「太宰さんは何を読んでいるんですか?」
「佳い本」
「こんな暗い中でよく読めますね」
「目はいいから。それに内容は全て頭に入ってるし」
「じゃあなんで読んでるんですか?」
「何度読んでも佳い本は佳い」
「……ええと……あなたは何してるんです?」
『……!……岡本です』
「……岡本……さん」
『Aと申します』
「……A……さん。あの、何してるんです?」
『……見ての通り…
「……愉しそう……ですね」
『……相手は私が世界に誇る人物でして。私の行動が読めているのです、私では勝てそうにないので、愉しいんです』
私が微笑むと不安げに彼は俯いた
「本当に虎はここに現れるんでしょうか」
「現れる」
太宰さんの断言。
『心配などいりません』
「え?」
「虎が現れても私達の敵じゃないよ。これでも武装探偵社の一隅だ」
『ええ、心配いりません』←
念を押しすぎ?
気のせいです☆
「……すごい自信ですね……なんか羨ましいです」
膝に顔を埋める。
「僕なんか孤児院でも、ダメな奴って云われてて……その上今日の寝床も明日の食い扶持も知れない身で
……確かにこんな奴が何処で野垂れ死んだって誰も気にしない…いやいっそ虎に喰われて死んだ方が……」
大分ネガティブ思考みたいだなぁ。
そのとき満月の光が
倉庫に差し込んだ。
第九話 なんで一日に二回も戦闘なんでしょうか→←第七話 会計は余裕で一万切ったであろう
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いーさん - あの、夢主のイメージ画、載せられてないです。 (2月22日 21時) (レス) @page6 id: e94fc6ce81 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - とめぃと。さん» 大丈夫だと思います(笑)私も実は覚えていないんです←駄作者 まぁ主に雷獣を使ってます。雷獣は敦くんの虎の黒バージョンだと思ってくだされば…… (2018年8月18日 14時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
とめぃと。 - 異能全部覚えきれん…←記憶レス (2018年8月18日 13時) (レス) id: c84f1b316a (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ('ω')ウィッス (2018年8月15日 20時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 死神参謀凶華さん» どうもリア友の者です(( (2018年8月15日 19時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月2日 13時