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第四十一話 犯人は君だ ページ47

「いい加減にしろ!」

『……ッ……金目当てとかじゃなくて本当に乱歩は』

Aさんが少し涙を目にうかべる。

『超推理は…世界最高の異能力で……』

「馬鹿馬鹿しい、さっきから聞いていればやれ推理だのやれ名探偵だの通俗小説の読みすぎだ!事件の解明は即ち、地道な捜査、聞き込み、現場検証だろう」

「『はぁ〜?』」

「まだ分かってないの?名探偵は調査なんかしないの!
僕の能力“超推理”は一目見れば犯人が誰でいつどうやって殺したか瞬時に分かるんだよ?
のみならず、どこに証拠があってどうすれば犯人が自白するかかも刑事の如く頭に浮かぶ
僕は異能力者だからね」

乱歩の翠色の目が箕浦刑事を見つめる。

「職業柄、異能力者の存在は俺も知っている、だがそんな便利な異能力があるなら俺たち刑事はいらねぇじゃねぇか」

「まさにその通りィ、ようやく理解が追いついたじゃないかァ」

あっ

箕浦刑事……顔怖……

「きっさまぁぁぁぁぁあ」

「まぁまぁ刑事さん、乱歩さんは終始こんな感じですから」

『そうですよー』

「何しろ僕の座右の銘は“僕がよければすべてよし”だからな!」

「(座右の銘を聞いてこんなに納得したのは初めてだ……)座右の銘“生きているならいいじゃない”」

「やれやれ……座右の銘“清く明るく元気なジサツ”」

『あはは……座右の銘“蹴って殴って全て解決”』

「そこまで言うなら見せてもらおうか、その能力を」



やっと見れる!

超推理を!

「おやぁ?それは依頼かな?最初から素直に頼めばいいのにぃ」

「はっ、なんの手がかりもないこの難事件を相手に大した自信じゃないか。60秒測ってやろうか?」

乱歩がニィッと笑い口を開く

「そんなにいらない」

風が吹く

「よく見てい給え敦くん、これが探偵社を支える能力だ
あの眼鏡をかけると乱歩さんは超推理のスイッチが入る」

『……!』

胸元のポケットから乱歩が眼鏡を取り出し、

かける

敦くんにもきっと信じて貰えるさ

超推理は本物なんだから

乱歩の真横でその様子を見る。

何度見ても見飽きない……

「異能力!“超推理”!」

眼鏡が光り、

乱歩はそれを目を開いてじっと見つめる



しばらくすると風が止む

「成程……」

『わかったの?』

「何がなるほどだ、犯人がわかったとでも言うのか?」

「勿論。」

「あ?」

「犯人は」

乱歩がするりと手を出し、指さす

「君だ」

第四十二話 犯人は貴方ですか?→←第三十九話 依頼を受けてはいないのだ 敦side



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いーさん - あの、夢主のイメージ画、載せられてないです。 (2月22日 21時) (レス) @page6 id: e94fc6ce81 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - とめぃと。さん» 大丈夫だと思います(笑)私も実は覚えていないんです←駄作者 まぁ主に雷獣を使ってます。雷獣は敦くんの虎の黒バージョンだと思ってくだされば…… (2018年8月18日 14時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
とめぃと。 - 異能全部覚えきれん…←記憶レス (2018年8月18日 13時) (レス) id: c84f1b316a (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ('ω')ウィッス (2018年8月15日 20時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 死神参謀凶華さん» どうもリア友の者です(( (2018年8月15日 19時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月2日 13時

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