第二十五話 恐怖と天の啓示 敦side、no-side ページ29
《no-side》
「しんじゅーはぁ一人ではーできないーふたりではーできるぅうぅ♪」
掃除中の国木田は「オイ邪魔だ退け」と怒り気味
太宰はひらひらと手を振るだけ。
「全く、何故こんな奴が探偵社に……我が理想にはこんな……」
太宰のヘッドホンをとり、
「おい太宰!仕事は如何した!」
しかしいつの間にか国木田の手から
太宰はヘッドホンを取り返していた
「天の啓示待ち」
........................................
《敦side》
「アハハ、それは脅されましたねェ」
「笑い事じゃないですよう
兇悪なマフィアとかすぐに死ぬぞとか……
途んでもない処に入っちゃった」
「まァまァ、ボクでも続けられてる位だかは大丈夫ですッて」
「でも谷崎さんも“能力者”なのでしょう?どんな力なんです?」
「や、あんまり期待しないで下さいよ、戦闘向きじゃないンですから」
「うふふ……兄様の能力素敵ですよ、ナオミあれ大好き」
「止めなッてナオミ……こんな処で」
うん、スルー決め込もう……
「あら口応え?生意気な口はどの口かしら」
ナオミさんの小指が
谷崎さんの顎のラインをなぞる。
スルー、無理でした
「つきました」
なんか……鬼魅の悪い処……
「おかしい」
谷崎さんの顔色が変わる
「本当に此処なンですか?ええと───」
「樋口です」
ピリピリとした声が虚しく響く
「樋口さん─無法者と云うのは」
臆病な連中なのです
「臆病な連中で───」
大抵、取引するなら逃げ道を用意してます
「大抵取引場所に逃げ道を用意しておくモノです……」
袋小路など以ての外
「でも此処はホラ、捕り方があっちから来たら逃げ場がない……まぁAさんの受け売りなンですけど」
いざと言う時活用してくださいね
「その通りです
失礼とは存じますが嵌めさせて頂きました
私の目的は
樋口さんは髪を纏めシャツのボタンを外し、
電話を耳をあてた
「
「芥川だって!?」
“重畳……5分で向かう”
「我が主の為──ここで死んで頂きます」
「こいつ……」
鉄の冷たい摩擦音で僕は悟った
「ポートマフィア……!」
銃撃の音が僕の耳を襲った
.........................................
《no-side》
「おい太宰、いい加減仕事を……あれ?」
太宰はいつの間にかソファから姿を消した
第二十六話 最悪の日→←第二十四話 奴の名は芥川 敦side
98人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いーさん - あの、夢主のイメージ画、載せられてないです。 (2月22日 21時) (レス) @page6 id: e94fc6ce81 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - とめぃと。さん» 大丈夫だと思います(笑)私も実は覚えていないんです←駄作者 まぁ主に雷獣を使ってます。雷獣は敦くんの虎の黒バージョンだと思ってくだされば…… (2018年8月18日 14時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
とめぃと。 - 異能全部覚えきれん…←記憶レス (2018年8月18日 13時) (レス) id: c84f1b316a (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ('ω')ウィッス (2018年8月15日 20時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 死神参謀凶華さん» どうもリア友の者です(( (2018年8月15日 19時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月2日 13時