第二十四話 奴の名は芥川 敦side ページ28
「おい小僧
不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情がないでもない、故にこの街で生き残るコツを一つだけ教えてやる」
こいつには遭うな遭ったら逃げろ
「この人は?」
黒外套の怖そうな人。
「マフィアだよ」
あっさり言う上にいきなり来る太宰さんに
少しギョッとする。
「尤も他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね」
「港を縄張りにする兇悪なポートマフィアの狗だ、名は 芥川
マフィア自体が黒社会の、暗部のさらに陰のような危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えん」
国木田さんによると先日Aさんでも
手を焼いたらしい
「なぜ危険なのですか?」
「そいつが
殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん俺でも……奴と戦うのは御免だ」
.............................................
ゴホゴホ…
咳払いと共に交番に現れた男。
「道に鞄が落ちていました……遺失物かと」
「あぁ、落し物ね、じゃあこの書類に詳細を──」
「おや?あんたどっかで……」
「──流石、もう看破なされたか
やはりこの街の軍警は頗る優秀だ」
「おい真逆こいつ手配書の───!」
交番から一人咳き込む男が出ていく
ゴホゴホと前屈みに噎せている
すれ違った女性は交番を覗いて云う
「あのォ道をお尋ねしたいんですが───」
しかしもう交番の警官は生きてはいない
「ひいっ」
通りかかった人も
「うわッなんだコレ」
「やべェテロか?」
黒い鞄が無機質な機械音を発する。
女性は気づいて叫ぶ
「あの男───」
その瞬間
交番の周りは爆発し、
塵と瓦礫と化した
そして男は電話の向こうに云った
「終わった次は?」
第二十五話 恐怖と天の啓示 敦side、no-side→←第二十三話 依頼人 敦side
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いーさん - あの、夢主のイメージ画、載せられてないです。 (2月22日 21時) (レス) @page6 id: e94fc6ce81 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - とめぃと。さん» 大丈夫だと思います(笑)私も実は覚えていないんです←駄作者 まぁ主に雷獣を使ってます。雷獣は敦くんの虎の黒バージョンだと思ってくだされば…… (2018年8月18日 14時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
とめぃと。 - 異能全部覚えきれん…←記憶レス (2018年8月18日 13時) (レス) id: c84f1b316a (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ('ω')ウィッス (2018年8月15日 20時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 死神参謀凶華さん» どうもリア友の者です(( (2018年8月15日 19時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月2日 13時