検索窓
今日:18 hit、昨日:0 hit、合計:108,796 hit

第二十四話 奴の名は芥川 敦side ページ28

「おい小僧
不運かつ不幸なお前の短い人生に些かの同情がないでもない、故にこの街で生き残るコツを一つだけ教えてやる」

こいつには遭うな遭ったら逃げろ

「この人は?」

黒外套の怖そうな人。

「マフィアだよ」

あっさり言う上にいきなり来る太宰さんに

少しギョッとする。

「尤も他に呼びようがないからそう呼んでるだけだけどね」

「港を縄張りにする兇悪なポートマフィアの狗だ、名は 芥川

マフィア自体が黒社会の、暗部のさらに陰のような危険な連中だが、その男は探偵社でも手に負えん」

国木田さんによると先日Aさんでも

手を焼いたらしい

「なぜ危険なのですか?」

「そいつが能力者(・・・)だからだ
殺戮に特化した頗る残忍な能力で軍警でも手に負えん俺でも……奴と戦うのは御免だ」

.............................................

ゴホゴホ…

咳払いと共に交番に現れた男。

「道に鞄が落ちていました……遺失物かと」

「あぁ、落し物ね、じゃあこの書類に詳細を──」

「おや?あんたどっかで……」


「──流石、もう看破なされたか

やはりこの街の軍警は頗る優秀だ」


「おい真逆こいつ手配書の───!」





交番から一人咳き込む男が出ていく

ゴホゴホと前屈みに噎せている

すれ違った女性は交番を覗いて云う

「あのォ道をお尋ねしたいんですが───」

しかしもう交番の警官は生きてはいない

「ひいっ」

通りかかった人も

「うわッなんだコレ」

「やべェテロか?」

黒い鞄が無機質な機械音を発する。

女性は気づいて叫ぶ

「あの男───」

その瞬間

交番の周りは爆発し、

塵と瓦礫と化した

そして男は電話の向こうに云った

「終わった次は?」

第二十五話 恐怖と天の啓示 敦side、no-side→←第二十三話 依頼人 敦side



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (43 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
98人がお気に入り
設定タグ:文スト   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

いーさん - あの、夢主のイメージ画、載せられてないです。 (2月22日 21時) (レス) @page6 id: e94fc6ce81 (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - とめぃと。さん» 大丈夫だと思います(笑)私も実は覚えていないんです←駄作者 まぁ主に雷獣を使ってます。雷獣は敦くんの虎の黒バージョンだと思ってくだされば…… (2018年8月18日 14時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
とめぃと。 - 異能全部覚えきれん…←記憶レス (2018年8月18日 13時) (レス) id: c84f1b316a (このIDを非表示/違反報告)
死神参謀凶華(プロフ) - 紅月さん» ('ω')ウィッス (2018年8月15日 20時) (レス) id: be92b64847 (このIDを非表示/違反報告)
紅月(プロフ) - 死神参謀凶華さん» どうもリア友の者です(( (2018年8月15日 19時) (レス) id: c8e9e68a05 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:凶華 | 作成日時:2018年8月2日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。