八話 ページ10
モトキside
目が覚めて、びっくりした。
A「あ、起きた?」
モトキ「ゲホゲホ、起きたけど…」
A「よかった〜」
モトキ「A、どうして、ここにいんの…?」
A「え?おぼえてないの?」
モトキ「うん…」
A「モトキ、熱ある状態で学校に来たでしょ。それで、四時間目の終わったときに、立ち上がろうとして、倒れたの。」
モトキ「え…」
A「それで、私とシルクでモトキを保健室まで連れてって、モトキのとこ連絡つかなかったから、私の家に来てもらって、今の状態」
モトキ「シルクは?」
A「シルクは、いやいや熱さまシート買いに行ってる」
モトキ「あ、そうなんだ…」
A「せっかく、起きたし体温計ろ?」
モトキ「うん、」
起き上がろうにも、体が、思うように動かなかった。
A「今は無理しちゃダメ」
モトキ「うん、」
A「ハイ、これ脇に挟んで?」
モトキ「分かった」
体温計は、冷たかった。
それだけ、俺の体温が、熱いんだろうなと実感した。
ガチャ
シルク「入るぞ?」
A「熱さまシートありがとー」
シルク「おう(笑)
モトキ、大丈夫かよ?」
モトキ「ゲホゲホ、…まあ」
ピピピピ
シルク「何度?」
モトキ「38,9°…」
A「そりゃ、倒れるね」
シルク「熱さまシート貼る?」
A「シルクに、つけてあげる(笑)」
シルク「止めろって」
シルク「てか、俺そろそろ帰るわ」
A「なら、またね〜」
ガチャ
結局、その日のシルクが帰った後の記憶は全く無かった。
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作者名:おさく[桜になりたい人] | 作成日時:2020年5月27日 14時