41.エール ページ47
｢んー、まあ、それはいい事だけれど。
他になんもなかったの？もう何ヶ月も経ってるわよ？｣
リコ先輩が心配そうな顔で私を見る。
｢…まあ、そうですね。｣
曖昧な返事をした私に、リコ先輩が困ったような表情を浮かべた。
｢Aちゃん。
確かにまだ高校卒業するまでは時間あるし、焦りなさい。とは言わないわ。
けどね…｣
リコ先輩は、私の目を見て言う。
｢伊月君のことを狙っている子は少なくない。というより、逆に多いと言ってもいいわ。
前も言ったと思うけど、彼にいつ、彼女が出来るかわからない。
貴方の隣にずっと居るなんて保証はこの世のどこにもないわ。｣
机の上に置いてあった私の手を、リコ先輩が包み込むように握った。
｢Aちゃん。
もっと自分に自信を持っていいのよ。
Aちゃんはかわいいし、伊月君への想いが私にもとても伝わってくる、一途な子。
その恋は、叶わないなんて思わないで。
──信じなさい。自分を。…伊月君を。｣
あぁ…まただ。
リコ先輩の言葉は、どんなときでも私にエールを送ってくれる。
助けて貰ってばかりだ。
｢…リ、コ、せんぱ…｣
｢えっ、わーっ!?Aちゃん!?泣かないでーっ｣
ボロボロと涙を零してしまった私を、リコ先輩は隣の席に来て、抱きしめてくれた。
｢…私はこうやって、ちょっと厳しい言葉しか言えないけど、本当に応援してるわ。
──がんばれ。A！｣
｢…はいっ、！｣
もっと、もっともっと。
今よりもずっと。
俊くんのことを好きになったら、
──俊くんに告白しよう。
そう、決意した。
―――――――――――――――――――――――
ど、どうも！あけおめでございます。
遅いですね。はい。(2019/01/13)
わぁお、クリスマスから更新していないとは…
ｽﾐﾏｾﾝ(＞_＜)
進展しましたなぁ、一気に。
いろいろ分かりずらいですよね、ごめんなさぁいっ！
つ っか、リコイッケメェェン
書いてて思わず拍手しましたわ。←
と、いうことで(←まとめた)、
今年もよろしくお願いします！
花凛でした！
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七瀬花凛(プロフ) - 柊 蒼葉さん» リクエスト本当にありがとうございました！ダジャレ苦労しましたwwまたリクエスト受け付けますよ！応援よろしくお願いします！ (2018年12月25日 12時) (
レス) id: 7e6094d3cd (このIDを非表示/違反報告)
柊 蒼葉(プロフ) - ふぉおおおおおお！！←←リクエスト反映ありがとうございます！伊月の安定のダジャレwwwからのマフラーはやばいですね笑ごちそうさまでした←本編続きも楽しみにしてまーす♪ (2018年12月25日 7時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
柊 蒼葉(プロフ) - 返信ありがとうございます！！楽しみに待ってます！ (2018年12月19日 22時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬花凛(プロフ) - 柊 蒼葉さん» リクありがとうございます！了解しました！クリスマスまでに頑張って間に合わせます笑笑 ガールズトークは、ちょうど本編に書こうと思っていたので、是非そちらを！いえいえ！そんなことないです！毎回試行錯誤ですよ笑笑 (2018年12月18日 18時) (レス) id: 7e6094d3cd (このIDを非表示/違反報告)
柊 蒼葉(プロフ) - リクエストで、リコちゃんと主人公ちゃんのガールズトークやクリスマス時の話が読みたいです！！作者さん、語彙力高いですね…！！そんけーします|´-`)ﾁﾗｯ (2018年12月16日 20時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬花凛 | 作成日時：2018年9月25日 13時
