24.もどかしい(リコside) ページ26
｢ねえ、どう思う？Aちゃんと、伊月君。｣
斜め前を歩く、日向君に問う。
｢…どうって…普通に仲良いなーって。｣
確かにあの二人は幼馴染とだけあって、普通の男女の仲を超えている。
よく言う言葉でいうと、『友達以上恋人未満』みたいな。
だけど、
｢…あの二人、お互いに恋愛感情を持ってる気がするのよね…。｣
私がそう呟くと、日向君はクスリと笑った。
｢…カントクってそーゆーの気づくの早いよな。｣
なんかバカにされたように感じて、｢見てればわかるわよ。｣と、ムスッとしながら答えた。
そんな私の返事に日向君は｢悪かったって｣とまた少し笑った。
けど、ふと考えるような顔つきになった。
｢カントクが見るに、両思いなんだろ？なら、いーんじゃねえの？｣
｢そうなんだけど…。あの二人、どうもお互い恋が叶う可能性はない…みたいに、諦めてるような気がするのよね。｣
まあ、諦めてしまうのも分からなくない。
今のあの二人の距離感は、恋人であっても良いくらいだ。
けど、恋人ではない。
あの距離感があるのは────
｢幼馴染だから…か？｣
思っていたことが日向君の口から出て、驚いた。
｢…察しが早いじゃない。珍しく。｣
｢珍しくが余計だっての！…まぁ、確かに…“ただの幼馴染”だって思ってそうだよな。あの二人。｣
私の言葉に日向君がムスッとする。
さっきの仕返しよ。と、心の中で呟きながら、日向君の言葉に相槌を打つ。
｢お互いにきっと、相手は自分に対して恋愛感情なんて持ってるわけない…って思ってるんでしょうね。｣
｢もどかしいな…そーゆーのって…。｣
｢…日向君がもどかしいなんて言葉使うなんて珍しい…明日雨降るのかしら…？｣
｢だぁから、一言余計だって…。｣
｢あ、やっぱり雨だわ。｣
｢雨なのかよ!?なんでこのタイミング!?｣
茶番も折り込みながら、他愛もない会話を繰り返す。
もしかしたらこの一言一言の会話が、二人にとって苦痛に感じたりするのかもしれない…わね。
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リコちゃんエスパーかなにかですか？ww
この2人の夫婦漫才w見るの大好きな花凛です！←
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七瀬花凛(プロフ) - 柊 蒼葉さん» リクエスト本当にありがとうございました！ダジャレ苦労しましたwwまたリクエスト受け付けますよ！応援よろしくお願いします！ (2018年12月25日 12時) (
レス) id: 7e6094d3cd (このIDを非表示/違反報告)
柊 蒼葉(プロフ) - ふぉおおおおおお！！←←リクエスト反映ありがとうございます！伊月の安定のダジャレwwwからのマフラーはやばいですね笑ごちそうさまでした←本編続きも楽しみにしてまーす♪ (2018年12月25日 7時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
柊 蒼葉(プロフ) - 返信ありがとうございます！！楽しみに待ってます！ (2018年12月19日 22時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
七瀬花凛(プロフ) - 柊 蒼葉さん» リクありがとうございます！了解しました！クリスマスまでに頑張って間に合わせます笑笑 ガールズトークは、ちょうど本編に書こうと思っていたので、是非そちらを！いえいえ！そんなことないです！毎回試行錯誤ですよ笑笑 (2018年12月18日 18時) (レス) id: 7e6094d3cd (このIDを非表示/違反報告)
柊 蒼葉(プロフ) - リクエストで、リコちゃんと主人公ちゃんのガールズトークやクリスマス時の話が読みたいです！！作者さん、語彙力高いですね…！！そんけーします|´-`)ﾁﾗｯ (2018年12月16日 20時) (レス) id: b1a38b8367 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：七瀬花凛 | 作成日時：2018年9月25日 13時
