４. 初恋の味 ページ5
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SIDEー五条
「夜蛾センセー遅くね？」
今日は夜蛾センセーが朝会の時間を２０分過ぎてもこない。
「たしかに。珍しいね、遅刻なん＿」
「ｶﾞﾗｯ)すまない、遅れた。」
「..夜蛾ちゃん、その子は？」
傑の言葉を遮って入ってきたのは、夜蛾センセーと小柄な顔の整った女だった。
なぜだか女は顔を顰めているが、それよりも＿＿＿
「＿＿かわいい」
俺の好みドンピシャな女だ。
これが俗に言う初恋＿＿？
「「..えっ？」」
傑と硝子が声を揃えて、驚いたような顔をしてこっちを見やる。
「京都校からの転校生だ。A、自己紹介しろ。」
夜蛾先生と隣の女には聞こえてなかったのか、話を進める夜蛾先生。
A、っていうのか。
「っAです！よろしくお願いしま〜す！」
想像とは全く違う、少し上擦った猫撫で声。
「ハ、」
俺の初恋は一瞬にして砕け散った。
「ブッ、くくっ、、初恋の味は？」
硝子がニヤニヤしながら俺に尋ねる。
そんなん＿＿
「蛆虫噛み潰したみてぇな味。」
「「ハハッ！ww」」
傑と硝子にめちゃくちゃ笑われた。
クソ、返せ。俺の初恋！！！
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おさとう(プロフ) - rimuさん» 嬉しいコメントありがとうございます(^-^) (2021年11月6日 8時) (
レス) id: bf2ce2a2ad (このIDを非表示/違反報告)
rimu - とても面白い作品ですネ！！ (2021年10月27日 23時) (レス) @page15 id: 8604b433e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさとう | 作成日時：2021年2月10日 20時
