８. 馬と鹿 ページ11
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SIDE−夏油
「＿ところで。何でそんなに顔を顰めているんだい？」
ずっと気になっていたことを口にした。
「うそ..私ずっと顔顰めてた？」
ガーン、とでも効果音がつきそうな表情で私に尋ねてくる小町さん。
なんだか、初日とは全く違う人だな。
「顔に出やすいんだね」
「わ、わかった！見てて、今度はちゃんと美味しそうに食べるから！！」
「ん？」
一体、この子は何を目指しているんだろうか。
全く思考が読めない。甘いものが苦手なら食べなければいいのに。
「..ところで、小町さんは二重人格か何かなのかな？」
この子の百面相に気を取られていて尋ねるタイミングを逃していたが、さっさとこの話題に切り込む。
「二重人格..？」
先程よりも眉間に皺がより、より一層訝しげな顔で私の顔を見やる小町さん。
そんな顔をしたいのはこっちだよ、なんて言えず、
「..ほら、初日とだいぶ性格がこう..ね？」
こっちが動揺してどうする。
「ハッ！！それは五条くんをッ＿＿あ」
「え？」
悟？悟がどうしたって？？
しかもやってしまったみたいな顔をして、何か言ってはいけないことを口を滑らしたようだ。
しかし、ここで引いてやるような広い心は、生憎持ち合わせていない。
「ぁ。あの、、えっと..＿＿」
「誰にも言わないから言ってごらん」
挙動不審になる小町さんをよそに、優しく微笑んで言いやる。
こんな言葉に乗せられる馬鹿はいないと思うが、まあ時間はある。じっくり攻めればいい。
「..ほんと？約束してくれる？」
..ぉおっと？ " 誰にも言わない " そんな言葉を信用する馬鹿がいたのか？？
「うん、もちろん。約束しよう」
そう言えば、小町さんはゆっくり口を開き、＿＿＿＿
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おさとう(プロフ) - rimuさん» 嬉しいコメントありがとうございます(^-^) (2021年11月6日 8時) (
レス) id: bf2ce2a2ad (このIDを非表示/違反報告)
rimu - とても面白い作品ですネ！！ (2021年10月27日 23時) (レス) @page15 id: 8604b433e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさとう | 作成日時：2021年2月10日 20時
