20話 ページ20
吉沢「Aちゃん、おまたせ」
車で颯爽と現れたのは
サングラスがよく似合う吉沢くんだった。
貴方「吉沢さん…おはようございます
今日はよろしくお願いします」
土曜の朝11時表参道。
集合場所はそこだった。
田舎者の私が初めて表参道に来た時は、
どのお店も敷居が高すぎて、外を歩いて終わってしまった。
それが今はどうだ。
あの吉沢亮の高そうな車の助手席に乗って表参道を走っている。
吉沢「ごめんね待たせちゃって。暑かったでしょ？
はい、これ」
運転をしている吉沢くんは、片手でハンドルを握りながら、どこかのカフェで買ってきてくれたのか、左手で私にアイスティーをくれた。
貴方「え、そんな申し訳ないです…！」
吉沢「いいの！今日の約束だって無理に来てもらったんだし。」
多分女性のほとんどは吉沢亮に誘われたら行くと思うけどな…
貴方「…ありがとうございます、頂きます」
少し汗をかき始めたアイスティーを両手で受け取った。
________________________
緊張して外を見ているうちに、
東京を抜け横浜に入っていることがわかった。
どこに向かっているのか聞くと、吉沢くんはIK◯Aに行きたいらしい。
家のソファを買い替えるとかなんとかで、私の意見を聞きたいんだとか。
…私の意見いる？
私の好みで吉沢くん家のインテリアを飾ってしまっても良いのだろうか。
そう聞き返したかったけど、
楽しそうに話す吉沢くんの横顔を見ていると、
まぁこの横顔を眺められるなんてもう2度とないんだから楽しもうと飲み込んだ。
吉沢「うしっ、着いた〜。」
屋上の駐車場に着いて車のエンジンを止めると、
吉沢くんはすぐに車を降りてしまった。
は、早いな…
私も降りようとシートベルトやらカバンやらの準備をしていると…
ｶﾞﾁｬ
吉沢「気をつけて降りてね」
助手席の扉が吉沢くんによって開けられ、
素敵な笑顔で手を差し伸べられた。
貴方「…っ、ありがとうございます」
こんな素敵なエスコートをしてもらったことがないので、吉沢くんのあまりのスマートさに戸惑って下を向きながら吉沢くんの手を取る。
この時、私はまるでお姫様になったような気分だった。
貴方(どこまで夢を見させてくれるの神様…！？)
車を降りた後も、吉沢くんは私の手を離さないで
引っ張ってくれた。
手汗をかいていないか心配で心配で、さっきアイスティーを飲んだばかりなのに、既に喉が渇いていた。
.
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synk - 一気読みしてしまいました！最高でした！もう更新の予定はないのでしょうか…？続きが気になります。頑張ってください！ (2021年11月1日 3時) (
レス) id: ffd759584a (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - また続けてのコメントですみません。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 34話のここの部分 私はというと、吉沢くんの気持ちに気付いて 胸を抑えて動かないでいる。 これ正しくは吉沢くんへの気持ちに気付いてではないんでしょうか？ (2021年10月4日 1時) (レス) @page34 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - 続けてのコメントですみません(>_<) これ正しくは私の家に泊まらせるわけにはではないんでしょうか？ (2021年10月4日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません｡｡｡ お久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 33話のここの部分 佐伯くんとはマネージャーさんのことだろうか。 分からないけど、とりあえず私の家に泊まるわけにはいかない。それは阻止しないと！ (2021年10月4日 1時) (レス) @page33 id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
�豈� - またまた続けてのコメントですみません。 物語読みました。 続きが気になります。 更新待ってますね。 (2021年9月9日 1時) (レス) id: 4332e38eb8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：二の腕 | 作成日時：2021年8月1日 21時
