【実.況.者】こっちを向いてよレ.トルトさん！

・別れよう？1※ ページ11

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｢レトさん、別れよ｣






レト｢…………は？｣





はい、修羅場〜(

こんちゃすAです


今回は〜えー、彼氏さんに｢別れよ！｣と言ってみた！です

うん、悪戯(＾ω＾)





ただ、いきなり言ったとしても｢へー｣ボタン化するだけで相手にしてくれないので



一週間前から他人行儀の態度をとって、冷たい雰囲気を作っておいていた



これなら流石のレトルトさんも焦るだろ…




なんて





｢……え｣





余裕もないはずなのに





こっちがさ。






レト｢……それ、本気？｣







気が付くとレトさんはフローリングに私を押し倒したまま、手首を頭の上で固定した



その手の力は半端じゃなく強いもので正直後悔していた





レト｢嘘だよね？別れようだなんて…」




レト｢いやだ、いやだ…いやだ！！…やだやだやだやだやだ！！」




錯乱状態に陥ったレトさんは顔を真っ青にしながら眉をひそめた





レト｢また俺の事おいてっちゃうん？」

レト｢いやだ…そんなのいやだ！」





レト｢嘘って言ってよ！ねぇ！


言えよ！！！！」






あまりの迫力に声が出なくなった







レト｢ねぇ！ねぇ！ねぇってば！！」





レト｢好きだよね…？Aも俺の事好きなんだよね！！！？？｣






｢ちが…っ！そ、…なくて…！！｣






ツギハギに答えた私の顔の真横にドンと何かが叩き付けられる




横を振り向けない。耳の近くでバチバチと音がする






レト｢…気絶させてから拘束して逃げられんようにさせたる。大人しく受けて…｣






スタンガンだ。なんで、そんなの持ってんの…





｢だから…！｣





レト｢…っ…うるさいっ！！！Aが悪いんやで…？別れようだなんて言うからさぁ！！｣






｢ド、ドッキリ！！！！ドッキリなの！！信じて下さい！！｣






レト｢…え｣






レトさんの間抜けな声が部屋に響く


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