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第23話 ページ27
お父さんと手を繋ぎながら歩くこと10分ほどたった
ずっと黙っていて少し気まずい・・・
リヴァイ｢なあ｣
突然お父さんから話しかけてきて少しびっくりした
A｢なあに？｣
お父さんがじっと私の顔を見つめる
A｢どうしたの？人の顔じっと見て｣
すると、お父さんが少しだけ悲しそうな顔をした
リヴァイ｢ごめんな｣
突然お父さんに謝られた
え、どうして？
リヴァイ｢辛かっただろ｣
お父さんに聞かれてドキッとしたお父さんは人の
感情を読むのがうまい
ずっと、頭から離れなかった
エレンのお母さんが遠ざかる私達を見て泣く姿
巨人に食べられたところが
｢ありがとう・・・｣
あの言葉も
思わず波だが零れた
A｢助けたかった・・・！｣
リヴァイ｢あぁ・・・知ってる｣
お父さんは私を抱きしめてくれた
その温かさに安心し更に涙が零れた
A｢でも、助けられなかった・・・！
私がもっと強かったら、巨人と戦う力があったらよかったのに！｣
涙と鼻水が顔がグシャグシャ
でも、お父さんは頭を撫でながら抱きしめてくれた
お父さん、汚いの嫌なのに
そんなに近かったら私の鼻水服についちゃうじゃん
でも、今はそんなやさしさがありがたかった
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作者名：渡鳥カナ | 作成日時：2017年4月19日 20時
