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第1話 ページ3

｢86、87、88｣


じっと座りながら訓練で腕立て伏せをしている様子を眺めていた
最初は私も一緒にやるんだけど途中で疲れちゃって30回で諦めた




やっている兵団の皆はきつそうな顔をする一方でお父さんは一人涼しい顔をしていた






いつもこうして訓練の様子を見るのが私の日常なんだ




いつだったかお父さんに進められて兵団の人の子と遊んだが




｢お前なんで苗字ないの？｣｢変なの｣



って言われてしまったので




私とは性格が合わないと分かって以来ずっとこうしている

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作者名：渡鳥カナ | 作成日時：2017年4月19日 20時

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