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？｢その人喰い鬼に、俺は入らないのか？｣
時･貴｢『！』｣
『愈史郎殿．．．？』
振り向くと、そこには見知った顔が猫を抱えて立っていた。
愈｢久しぶりだな、神柱。髪色は違うが。｣
『久しぶりだ、愈史郎殿。あと、茶々丸。』
茶｢ﾐｬｰ｣
『健在だったか。』
愈｢まぁな｣
『はは、かつては多少嫌悪感を持ってはいたが、こうも嬉しく感じるとは。』
愈｢それはお互い様だろう。｣
『で、愈史郎殿が人喰い鬼に入るのか、だったか。
行動による、というのが最適解かな。愈史郎殿が人を喰わなければ、人喰い鬼ではないよ。』
愈｢そうか。
なら今の俺達はざっと吸血鬼ってとこか。｣
『そうかもしれないな。
血液くらいなら、私も提供するよ？』
愈｢今は足りてるからいらん。｣
『あら、そう。
．．．愈史郎殿、』
愈｢．．．なんだ。｣
『この世に在るのが嫌になったら、何時でも言っておくれ。
優しく首をはねてあげよう。日の元にでるよりはずっと楽に逝けるはずだ。』
愈｢！ハッ、いらない気遣いだな。俺はあの日、珠世様にこの先も生きると誓った。
．．．そう簡単に、死ねないんだ。｣
『．．．そっか。』
愈｢これからも茶々丸と共に珠世様の絵を描いて生きていく。｣
『あの絵はそっくりだったものね。さながら写真だった。』
愈｢まだまだだ。｣
『．．．そうか。
愈史郎殿、私と友達になってもらえないか？』
愈｢！？｣
『また話したい。会いたい。』
愈｢．．．仕方ないな。｣
『ふふ、ありがとう。
そうだ、そのうち家に遊びにおいでよ。今は神屋敷の他に本丸という場所があってね。
とても騒がしいから、きっと暇しない。』
愈｢あァ。｣
『今は、高校生もしているが、歴史を守る仕事もしているんだ。』
愈｢．．．ほう？｣
『例えば、鬼舞辻が死ぬ過去に干渉して、変えようとするものが居るとする。私はそれを阻止する為動く。といった感じだ。』
愈｢なるほど。理解した。
．．．だが、お前にも変えたい過去があるんじゃないのか？｣
『．．．ないと言えば嘘になる。』
愈｢よく出来るな．．．｣
『ただ、あれを変えてはいけないことは分かっているんだ。頭では。』
愈｢頭では、な。それは俺にも分かる。｣
『変えないよう、変わらないよう尽くすしかないんだ。例え悲しく厳しく、変えてしまいたくても。』
愈｢．．．そうか。
お前はまだ戦うんだな。よく頑張っているじゃないか。｣
『！そう言ってもらえると、少し救われるよ。』
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宵桜の館(プロフ) - 苺みるくラテさん» ありがとうございます！長らく更新できず申し訳ないです…ぼちぼち頑張ります！！ (12月18日 13時) (
レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
苺みるくラテ(プロフ) - 更新楽しみにしてます！ (12月18日 0時) (レス) id: 00ab994726 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - からさん» コメントありがとうございます！童磨、ノリで出し始めてしまいましたが、ちゃんと行先を決めなきゃですwありがとうございます！！ (11月22日 10時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
から - 煉獄さん〜〜!!!童磨ちゃんと審神者してほしい(自分の嫌な記録を変えないとか…‥ある事で嘆くとか?｡それを見て童磨に思っている思いが少し変わるとか)出来れば政府に逮捕とか殺されるとかブラック本丸とか辞めてほしいです｡面白かった凄かったです (11月21日 23時) (レス) @page45 id: 64c26850b0 (このIDを非表示/違反報告)
宵桜の館(プロフ) - シオンさん» そうなんですよね〜。人を喰べたりしたのはダメかもですけど、人間性？とか、過去とか見ると、否定しきれないし、なんなら同情、といいますか．．． (2022年11月21日 23時) (レス) id: 3929f2196b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵桜の館 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/Yozakura_hmp/
作成日時：2022年11月20日 14時
