＊13話 ページ14
『ショッピくん朝苦手そうだし』
shp「俺朝は強いんですよ」
え、めちゃくちゃ意外。
shp「意外やって思ってるやろ」
『わ、吸血鬼ってテレパシーも使えるの？それとも読心術？』
shp「目がそう言ってました」
なるほど。まぁ隠す気もなかったけど。
shp「とにかく明日から迎えに来ます。あと連絡先教えてください」
『離してくれたら考える』
いつまでこの至近距離で話してるんだ。なるべく気にしないようにしてたけど顔が近すぎて心臓がバクバクうるさい。
shp「教えてくれるなら離すけど」
『わかった、教えるから』
バックハグから開放されて机の上に置きっぱなしだったスマホを操作してメッセージアプリのQRコードを呼び出す。
『これでいい？』
shp「あざっす」
自分のスマホを手際よく操作して読み取るショッピくん。すぐにぽいん、と通知音が鳴り猫のスタンプが送られてきた。
shp「それじゃ、そろそろ帰ります」
玄関まで見送ると小さく手を振って気怠そうに帰っていく。何か嵐のような一日だったなぁ…
入学式当日に関わりたくないと思っていた吸血鬼を助けて好かれてしまい、番契約を申し込まれた。
初日から私の計画は崩れ去ったわけだが、これからどうするべきか…
ショッピくんとの番は正直かなり私にとって好条件なのは間違いのない話ではある。吸血鬼と番になっているというだけで就職に有利に働くというのは有名な話だ。
まぁ吸血鬼の番は相手側の事業の手伝いをしたり家庭に入る事がほとんどなので就職する事って稀有らしいんだけど、私は自分のお金は自分で稼ぎたい派である。
ショッピくんが私に求めることは《番として側にいること》そして《血をもらうこと》の２点。なんか本当に恋人みたいだなぁ…
とりあえずお言葉に甘えてデビュタントまでの一ヶ月でよく考えさせてもらおう。その間にショッピくんの気持ちが変わる可能性だってあるわけだし。
明日も学校だし、お風呂に入って寝よう。今日はシャワーだけでいいかな。
お風呂のときに肩に付いた噛み跡を見て、制服を着ていると全く見えないような位置にしてくれたことにショッピくんの優しさを感じて少しときめいたのは気のせいだと思う。
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Noa(プロフ) - ねう。さん» ありがとうございます！趣味全開ですが今後もお付き合いいただけると幸いです！ (2022年12月16日 0時) (
レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - あーだめだもうむりしんどい何回読み返してもしんどいドキドキですやばいです主様の作品雰囲気大好きすぎます泣泣 これからも応援してます！更新楽しみにしてます！ (2022年12月15日 18時) (レス) @page36 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - たぴくんさん» コメントありがとうございます！自分の趣味が全開ですが皆様にも楽しんでいただけるよう精進します！ (2022年12月11日 10時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
たぴくん - この作品大好きです！応援してます！更新頑張ってください୧⃛(๑⃙⃘⁼̴̀꒳⁼̴́๑⃙⃘)୨⃛ (2022年12月3日 12時) (レス) @page22 id: 5e1b4af05d (このIDを非表示/違反報告)
Noa(プロフ) - 九十九夜瑠さん» コメントありがとうございます！毎日更新できるように頑張ります(*´ω｀*) (2022年11月26日 19時) (レス) id: 7c93d56916 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Noa | 作成日時：2022年11月18日 20時
