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Narr ページ37

hk「…緊急手術か」
 


裕翔は病院に運ばれた後、出血量が多すぎて命に関わるので緊急手術をすることとなった



in「…確実に殺そうと持ってるよ、あの傷は」



的確に人間の急所を刺しており、到着が後少し遅れてたら助からなかっただろう



tk「…2人とも見た?



裕翔の腕にあったもの」



hk「あれだろ?



『Narr』って文字。



圭人の話だと【ズィーベン】は山田と裕翔。



張本人が彫られてるってことは…」



in「…山田が容疑者か」



ar「お待たせ‼︎」



そこに大ちゃんと知念がやってきた



in「あれ、薮は?」



ar「後から来るって」



cn『裕翔、大丈夫?



ずぃーべんさんたちに刺されたんでしょ?』



hk「え…」



俺たちは全員で顔を合わせる



知念は山田と裕翔が【ズィーベン】と言うことも、山田が裕翔を刺した容疑者であることも知らないんだ



tk「…あぁ、そうだよ。



俺たちは中島裕翔の安全が分かり次第、【ズィーベン】を追いかけようと思ってる」



cn『お願いします‼︎



裕翔を刺した犯人…捕まえてください‼︎』



知念は涙ながらに俺の胸に飛び込んできた



俺は…その頭を優しく撫でた



窓の外は暗く、次第に雨が降り始めていた

Narr→←Narr



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作者名:慧jump | 作成日時:2021年8月7日 0時

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