Narr (ページ30)

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Narr ページ30

yt「…やま、少し話いい？」

あれから数日後

急に裕翔から話しかけてきた

yt「知念なら寝てるから安心して」

ym「…ありがとう」

話してる裕翔は青

何に悲しんでんだ…？

裕翔は応接室に行く

ym「それで？

話って？」

俺はソファに座る

yt「…【ズィーベン】のこと」

そんなことか

ym「上層部は自分たちの罪の重さをいまだにわかってない。

今度は裕翔の番だけど…」

yt「もう終わりにしようと思うんだ」

…は？

思考が停止する

yt「これ以上知念に嘘をつくことなんて出来ない。

何かある度に嘘、嘘、嘘…知念に顔向けできない」

ym「言ってる意味わかってる？」

もし、自分を見ることができたらもうそれはそれは真っ赤なのだろう

yt「わかってる。

それに…これ以上汚れた手で触ることも出来ない」

裕翔は自分の手を見つめた

…微かに震えている

ym「それじゃなんだ。

こんな中途半端なところで終わるって言うのか⁉︎

上層部に罪の重さを知らしめるために殺ってんだろ⁉︎」

yt「他にできることがないか考えようよ‼︎

俺も、やまも…手を汚さないために」

ym「…わかった」

裕翔から微かにピンクが見える

ym「これからは俺が殺るよ」

yt「…え？」