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「あはは、たぁのしぃ!!!」
久しぶりの感覚に胸を躍らせる。
それは他のヤツらも例外ではなさそうだ。
踊るように、遊ぶように雑魚を蹴散らす。
「本物をもっと見ろよぉ、オイ。
なぁにぶっ倒れてんのぉ?」
「イヤ、あんな変なの見ずに俺の方を見ろやァ!!!」
「俺の獲物を横取りなカスゥ!!!」
「うるせェ陰キャ!!!なんで雑魚な偽物こんなにいるんだよォ!!!」
「こっちが聞きてえよ!!!!」
「はやくお前ら仕事しろ!!!」
るなりあのそんな野次が聞こえたので仕方なく塵をお掃除する。
今のはぐちつぼが悪いのに、なんて思いながら。
そう思って無我夢中で殴っていると、「もう全滅したな。」なんて声が聞こえたので慌てて周りを見る。
……見知らぬ男達が転がってる。ワロタ。
すると、肩を軽く叩かれた。
「ェ〜、け、警察の………ミンドリーさん」
「………とりあえず逮捕。」
「待って待って待って待って、市長の許可は得てるから!!ちょっと!!やだぁ!!!!」
軽く抵抗はするが同期を傷つけたくはないので手加減をする。
「ァ〜、俺らも大人しく捕まったほうがええ感じかもなァ。」なんてきょーさんの一声で他のメンバーも自首のように警察のところへ向かって手錠をかけられる。
そして、全員同じところに座らされた。
からの、事情聴取開始。
「いやぁ、なんか俺の名前を勝手に語られてたし、無関係のヒト巻き込んでたんで………〆るかってなって……」
「お前、前の街で全然無関係の他人殴っとったやん。」
「嘘つきだぁ。」
「いや、今は違うから。今は。」
「やーーい、嘘つき〜!!!!」
「ここにいる全員そうなきがするけど。」
レウさんがそう言うと全員黙った。図星ですけどなにか?
「まあ前の街なんて嘘をつくのは常識、道路交通法違反しただけで射殺だったし………いいんじゃね?」
「確かに!!!」
そう言われると、少し引かれた。解せぬ。
「あ、もう終わりました〜?」なんて声が聞こえる。
「もっとはやく来いよ!!」
「ごめんて〜。
あ、これに関しては僕が許可取ってるので、離してあげてください。」
「そうだぞ〜。」
拘束から開放されたので、怪我をしているギャングのボスたちのところへ行く。
質問を無視して手当をしておく。少し雑だけど。
「よし、それじゃあ俺らは帰りますね〜。」
そう言って全員で車に乗り込んで爆速で帰る。
後日、噂になったのはまた別の話。
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作者名:miyaoiya | 作成日時:2023年9月23日 18時