ねたちょ (ページ44)

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つづき！

「ですが、今回はおいたがすぎますよ。」と振り返ったウィルさんの瞳は黒く深海のように見えて、濁っていて、引き込まれそうになる。それと同時に感じたことのない恐怖を感じる。
「ふふ、大丈夫ですよ、すこぉしお説教させていただくだけなので………ね？」なんて言って影がのびて、なにかがギャングたちを覗いている。ひゅって息を呑む音、銃を落とす音、色々な音が聞こえるが、全員動かない。否、動けない。彼から目が離せない。
ウィルがギャングたちの所へ近づこうとするところで、らだおがウィルの肩を軽く掴み「もうやめな？」と言い、壺浦がウィルの瞳を隠す。「もう全員精神がヤバいんでやめて下さい。あと、倒れてる人多いから早めに治さないとマズイ。」って壺浦が言うと、我に返ったように「あぁ、そうでしたね。」なんて言う。

瞳を隠す壺浦の手をどけると、そこにはいつものウィルさんの瞳がある。何も濁ってもない、きれいな瞳。
怖くて全員膝をついたり、その場で立ちすくんだりする。
「あーあ、皆やばいことになってる。」「流石にやらかしすぎだろ！」「すみません、少し自分も悪かったです……ですが、私は許している訳ではないので、ちゃんとプリズンで罪を償ってくださいね。」って会話で終わる。

その後、らだおと壺浦になにか聞いても、「踏み込んじゃだめだよ〜。」「ア〜、アンタが消されるんで駄目ッスね。」なんてはぐらかせ。

喜怒哀楽を表す瞳→←・