小さなキューピット【佐野玲於】

神様が与えた課題 ページ26

玲於side




ここが帰ったすぐあと監督が話し始めた。

監督「ちょっと今の子、僕気になるんですけど…
泣きの演技、今回受けた子の中で一番よかった。
彼女は今後成長しそうですね」




メンバーもHIROさんもその意見に賛成のようで

7人のキッズが選出される中に"柏木ここ"の名前が書かれた。









仕事が終わって玄関の扉を開けると


ここ「れお！！」


隣の部屋からひょこっと顔を出すここ。





玲於「ここ！今日頑張ってたじゃん！合格おめでとう！！」

ここ「へへっありがと！」

一丁前に照れてるここに自然と笑顔になる。


ここママ「あー玲於くん！お疲れ様！さっきはどうもありがとうね。ここったら玲於にありがと言うって聞かなくて玄関のドアにずーっと耳付けて待ってたの笑」

玲於「そうだったんすね笑」

だからすぐ出てきたんだ笑


ここママ「あ！今日旦那出張でいないから夕飯まだなら食べていかない？」

玲於「え！いいんすか？あり…」

ありがとうって言う前にここに手を引かれて柏木家へ汗









れおここママ「「「いただきまーす！」」」



玲於「そういえば監督がここのこと、すっごい褒めてたよ！」

ここママ「ここ嬉しいね〜」

ここ「へへっ笑」

玲於「クランプもこの前見た時よりすげぇ上手くなっててびっくりしたわ」

ここ「Aちゃんにわるいことしたひとたちのこと
かんがえておどったの」

俯きながら話すここ。

ここ「なくときもね、めつぶったらAちゃんがでてきて、あいたいなっておもったらなみだがでてきたの」

玲於「ここ…」

ここ「ここね、Aちゃんのことだいすきなの。れおもままもいっしょでしょ？Aちゃんにまたあえる？」

玲於「会えるよ、ここ。今度俺と一緒に会いに行こっか」

ここママ「ここと玲於くんの元気分けに行ってあげようか！」



ご飯食べ終わって、ここはテレビを見にリビングへ

玲於「てかあいつシッター失格だと思ってて…」

ここママ「そうよね、Aちゃん人一倍責任感がある子だから…あたしは気にしてないの。もちろんここが無事だからっていうのはあるけど…むしろここが色んなことで成長しててありがとうって思ってる」

玲於「そのことAに伝えてもいいっすか？」

ここママ「もちろんよ。これは玲於くんとAちゃんに神様が与えた課題だと思う。だから頑張り時だよ、玲於くん！！」


もうここママの中で俺がAのこと好きってなってる笑
まぁ合ったんだけど…汗




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