自傷少女達の日常 【2】

もういいや。☆ ページ31

和歌side



…寝れない。まだ時間はたくさんあるのに。



あぁ、今日は散々だったな…



疲れた。



生きるのも、嘘を吐き続けるのも。



悪『疲れたなら死んじゃえば？』



…死…ぬ……



あぁ、そっか…



和「…私なんて、消えてもいいんだ。」



死ぬのなんて、怖くなかった。



何も考えていなくても、足が窓の方に動く。



美咲ｃの部屋は、２階。



ここから飛び降りて、死ねるだろうか。



…無理だな。



飛び降りる前にリスカ…しよう…



それなら出血多量で死ねるかな。



私は、ポーチに入っているカミソリを出して、思いっきり切った。



和「っ…」



痛い。



でも今はそんな事考えていられない。



ガタンっ…



大きな音を出し、窓を開けた。



最後だけでも、気づいて欲しかったのかもしれない。



和「来るわけない…か。」



窓から身を乗り出す。





和「ばいばい、美咲ｃ…」



落ちていく感覚。



異様に長く感じる。








ドサッ…



庭にある煉瓦に頭を強くぶつけた。



私の周りに、血が広がっていくのが見える。



和「ごめん…ね…」




意識がなくなる直前に見たのは…









・









・









・








・








・








・







・
いつか３人で見た、きれいな星空だった。

私…は☆→←心の狭間

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す