みんなが好きになる対象4【東京リベンジャーズ】

3日目 ページ29

七海は朝から演劇部の公演会場に来ていた



着くなりすぐに台本を読み合わせ一通り、通しをした



早いうちから衣装に着替えたりメイクをして髪型を整えた



開催される演目はシェイクスピアの四大悲劇の名作



【ロミオとジュリエット】



あらすじを簡潔に述べると以下の通りである



対立し合う家庭に生まれた2人が図らずしも恋に落ちてしまうという物語である


2人は遠い国へ旅立とうとして失敗し、最終的には悲劇的な別れを遂げる



これをオマージュした内容が今回の舞台になっている



悲劇的な別れは取り止め、最終的には結婚して生涯仲睦まじく暮らしていくというハッピーエンドな終わり方になっている



それは事前に公演前にチラシ等で内容を書いた紙を観客に渡してある



七海は今回



"ヒロイン役"



相手役は3年生で生徒会長



爽やか系イケメンで学校中の女子からの人気が凄まじい



とか言われてるけど…


ココとイヌピーの方がイケメンじゃね？



「柊さん、一週間稽古に付き合ってくれてありがとうね。

僕たち2人…

いや、演劇部の部員一同で最高の舞台にしようね。」



『…そうですね。』



七海は苦笑いをし愛想を取り繕った

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