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リキュール【黒川イザナ】 ページ1

「ハッピーバレンタイン!」





帰宅した彼女はやけにハイテンションで彼に抱きついた





「Aテンション高ぇな」





彼は若干戸惑いながらも彼女を受け入れて抱きしめ返した





仕事が定時で終われたのと、愛おしい彼に会えたのが相まってテンションがぶち上がっていた





「ふふっ…。今年も甘い季節がやって来たね」





彼女は彼と口付けを交わしながら微笑んで告げた





「バレンタインか。まぁ…もう2月半ばだもんな」





気が付けば2月も中旬に突入していた





「月日が経つのホント早いよね…」





目まぐるしい毎日を過ごす中で月日が経つのは本当に早いものであった





「イザナ。今年もチョコレート用意したよ」





仕事終わりに百貨店に立ち寄った彼女はその際にバレンタインチョコを購入した





「ん。もらう」





彼は彼女から紙袋を受け取った





「今年はお酒が入ったチョコにしてみたよ」





彼女のチョイスは洋酒入りのチョコレートをセレクトした





「……リキュールか。Aらしいな」





彼は包装されている外箱の内容を読んだ





「イザナはウイスキーボンボン…



あんまり好きじゃなさそうだから」





リキュールはフルーティーで甘めのものが多く初心者でも試しやすかった





「それもキライではないけどな。



度数が高いから少し抵抗はあるけど」





ウイスキーはアルコール度数が比較的高いため弱い人は注意が必要だ





それに比べてリキュールは他の酒よりもクセが少ないので初めて食べる人にも向いていた





「A。今年もありがとう」





礼を言った彼は再び彼女を抱きしめた





「いえいえ…!どういたしまして」





この季節になると彼女は毎年彼にチョコを贈っていた





部屋に自分の荷物を置いた彼女は帰宅後に着替えたり明日の準備をした





「今日のメシは適当にデリバリー頼んだから」





彼女よりも先に帰宅した彼は気を使って晩御飯の手配をした





「明日捨てるゴミもまとめたし、乾いてる分の洗濯物も畳んだ」





翌朝出すゴミをまとめて…





半乾きの洗濯物に至っては、入浴後に2回目を回して乾かす際に一緒に干す程でいた





「イザナ。色々やってくれてありがとうね」





彼らは同棲している以上は家のことは2人で協力して支え合っていた





3時間後__





食事も入浴も明日の準備も何かも済ませた2人は遅めのティータイムをした

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2023年2月19日 9時

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