愛寵噺弐【東京卍リベンジャーズ】 (ページ2)

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「Aもキスだけじゃ満足してねェよな？」

彼の中のサディストが芽生えて本格的に彼女を襲う気であった

「んッ……イザナ…っ……」

彼に深い口付けをされている彼女は、なんとか口の端から言葉を紡いだ

「……なんだよ」

彼女の訴えに、彼は一度唇を離した

「……お願いだから…1回、落ち着こっ…？」

乱れた息を整えながら彼女は上手く呼吸をした

「前提しねェとA痛がンだろ」

真顔で言った彼は彼女の太ももをゆっくり撫でた

「…っ……そうだけど…」

「オレ今歯止め効かねェから、何言っても聞く耳持たねーから」

前置きを残した彼は彼女の下半身を下着越しに指で優しく擦った

「…っぁ……んッ……」

言葉とは裏腹に優しく触れてくる彼に対して、彼女は素直に感じていた

「んッ…こんなに…激しく、求められて…嬉しいんだけど…」

彼女は火照った顔で彼を見上げた

「……っ…スるなら…優しく、シて……？」

「ん。わかった」

意外と彼はあっさりと承諾した

「その為にもちゃんと慣らしておかねェとな」

彼は彼女の胸元に手をかけて服の中に手を入れた

「…っは……ん、…ッ……！」

慣れた手つきで胸を揉まれている彼女は吐息混じりに喘いだ

「硬くなってるし…Aもその気じゃねェか」

頂の蕾はぷっくりと主張して快感に手懐けられていた

「指。増やしてもいいか？」

彼女の下半身の中に指を入れながら様子を伺った

「んッ…いいよ…っ……」

彼女は紅潮した顔で返事をした

「指も、きもちいいけど…そろそろ…入れてほしいの……」

「どこに。なにを？」

確認と称して彼は彼女に問いかけた

「んぅ…わかってるくせに……」

意地悪な彼に彼女は不満を零した

「…っ……イザナのを……私のナカに、入れてほしい…」

彼女は恥ずかしさのあまり死にそうな勢いだった

「………仕方ねェな。今回はそれで許してやるけど」

今回は耐えきれなくなっている彼女に妥協した様子だった

「次は…はっきり言ってもらうからな」

彼は彼女の口から出るポルノ的な用語を期待していた

「Aが言ってくれねェと…オレ、わかんねェから」

彼女の手前で虚言を並べた彼は…

全てを分かっている上で彼女にそう告げた

支配欲が働くのは男の性(さが)であった