愛寵噺【東京卍リベンジャーズ】 (ページ6)

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エプロン【灰谷竜胆】ページ6

「ただいまー」

久々に定時で仕事が終わった彼は、同棲している彼女が待つ家に帰宅した

「あっ。竜胆。おかえりなさーい」

リビングにいた彼女は大声で言って玄関に向かった

「あぁ。ただい……」

彼は彼女を視界に入れた瞬間、そのまま固まってしまった

「……ごはんにする？」

少しの間の後に彼女は彼に問いかけた

「お風呂にする？」

帰宅した彼に食事か風呂の選択を迫った

「それとも……私？」

追い打ちをかけるように、最後はオプションとして彼女自身を追加した

彼女は帰宅後の彼のスケジュール確認をしていた

「…っ……なっ……」

彼は彼女の言動に言葉を詰まらせていた

「は？……えっ…？」

状況が掴めない彼は瞬きが止まらなかった

「………とりあえず、説明を求む」

少し落ちついた頃に彼はやっとの思いで言葉を発した

そして彼女に経緯を説明させた

「竜胆を、癒そうと思って……」

彼女は少し恥じらいながら彼に説明をした

「でも……ハダカは恥ずかしいから…」

そう言って彼女は頬をほんのり赤く染めた

「せめても…と思って、ベビードールを着たの」

全裸になることは抵抗があった様子だ