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嫉妬【今牛若狭】 ページ4

入相(いりあい)__





日が暮れる頃





Aはリビングでテレビを見ていた





「この俳優かっこいい…」





彼女はドラマを鑑賞して感嘆の声を零した





「顔が好みだわ」





出演者の俳優は二枚目俳優であり、最近人気が上昇していた





「顔面国宝って言われてるのも納得」





まだ駆け出しの若手でありながら、メディアに引っ張りだこであった





「………」





彼女の隣で無言でテレビを観ている彼は、複雑な気持ちになった





現在の2人は広めのソファーに腰をかけていた





「なぁ…A」





彼は視線を彼女に向けた





「ん?どうしたの?」





声をかけられた彼女は彼と視線を交えた





「あの俳優と、オレ。……どっちがいい?」





突然彼は彼女に質問を投げかけた





「……え?」





問われた彼女はいきなりの質問に少し困惑した





「別に深い意味はないから。



ちょっと…気になっただけ」





自分ではオブラートに包んで言ったつもりであった





「そんなの、答えは一択だよ」





彼女は即答で対応して答えた





「ワカに決まってるじゃん」





そして一切迷わず彼の名を上げた





「……そうか」





彼は少しの間の後に彼女から視線を外した





「なら良かった」





安堵(あんど)の表情を浮かべた彼は、ホッと胸を撫で下ろした





「なに。もしかして、嫉妬したの?」





彼女は彼の顔色を伺った





「……うん」





控えめに告げた後に彼は小さく頷いた





「嫉妬した」





ヤキモチを妬いたことを素直になって言った





「……ごめんね」





察した彼女は彼の気持ちを()んで素直に謝った

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設定タグ:東京卍リベンジャーズ , 愛され , 甘々   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:おりたん | 作成日時:2022年10月1日 2時

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