闇夜に咲く一輪の花８【梵天】 (ページ16)

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sexual harassment ページ16

今日でバーでの任務は3日目であった      

Aは店の外に出て周りを警戒しながら見回りを行っていた

      「ネエちゃん」      

すると突然、背後から声をかけられた      

「さっきは無茶ぶり聞いてくれてありがとうな」      

いきなり現れたこの男は先程Aが相手をした客であった      

『……いえ。それが私の仕事ですので』      

Aは笑顔を絶やさずに応えた      

「ネエちゃん…この後オレと飲み直さねぇか？」      

この客は先ほどAにフレアバーテンディングを頼んでいた      

そしてAを飲みに誘った      

『まだ勤務中ですのでせっかくのお誘い…    

申し訳ありませんが、お断りします。』

      相手が不快にならないように丁寧に断りを入れた      

「つれねぇな。んな、カマトトぶんなよ」      

相手の男は見るからに素行が悪い様子の風貌であった      

「着衣の上からでも分かるほど…胸デケェな」      

Aの胸をガン見しながら言った

      『………セクハラで訴えますよ』      

Aは客に対して少し強気で告げた      

「大人しくついてこねぇなら…」      

Aの腰を自分に引き寄せて次の言葉を放った      

「俺に今ここでオカされるか…    

なんなら、殺ってもいいんだぜ？」      

男は最低な脅しをかけてAの胸元に銃口を突きつけた