闇夜に咲く一輪の花８【梵天】 (ページ2)

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「ネキの部下ー…って、何してんの？」

      竜胆の部下はAの部下を呼んだ      

「少しな…勉強をしてる」

      2人は昼休憩に会っていた

      「そう言えばネキもだけどさー…    

お前も英語とかペラペラだよな？」

      前から疑問に思っていた事を本人に聞いた

      「A様の教養は師から学ばれたものだ」

      Aは師匠から教わり各国の言語などを習得していた      

「俺のは独学だ」

      彼はAを憧れの対象として見ているので、自分で進んで英語などの勉学に励んでいた      

「これ小説？」      

現在のAの部下は空き時間で読書を嗜んでいた

「イタリアのミステリー物だ」      

そう言って読んでいた本を一度閉じた      

「Scegli una storia」      

訳：話を選べ      

彼は突然、竜胆の部下にこの言葉を告げた

      「今のイタリア語？」      

今の会話の流れで察してAの部下に問いかけた      

「あぁ。話を選択しろという意味だ」

      親切なことに和訳をしてあげていた      