彼シャツ ページ28
PM:23時__
一足先に浅草の吉原遊廓を出た美涼と三途は、梵天の拠点に戻っていた
三途は自室に美涼を連れ込んで共に浴室に向かった
三途春千夜「とりあえず風呂に入れ」
そう告げた後に美涼の着物を脱がした
『自分で脱げるから!』
三途春千夜「風呂は1人で入れるか?」
美涼の事を本当に心配して言っていた
『そんな心配しなくても…大丈夫だから』
テキパキと色々としてくれる三途に対して、美涼は申し訳なくなった
三途春千夜「ゆっくり浸かれよ」
20分後__
美涼は浴室から上がって出てきた
『シャツ勝手に借りちゃった』
着る服がないので美涼は三途のワイシャツを借りていた
三途春千夜「あんま可愛いことすんじゃねぇよ」
浴室から出てきた美涼を見て言った
「彼シャツってよォ…」
"俺のモノって感じがするじゃねぇか"
真っ先に美涼を抱き締めて耳元で囁いた
『…っ…吐息がかかって…くすぐったいよ…』
美涼は顔を紅潮させて告げた
「美涼」
そんな美涼の反応を見て三途は瞳を捉えて名前を呼んだ
三途春千夜「ビヤクまだ抜けてねぇよな?」
美涼は数時間前に楼主に催淫剤の香を嗅がされていた
三途春千夜「俺が解毒してやる」
美涼をより一層強く抱き締めて言った
『えっ?いや、自分で…何とかするよ』
これ以上は三途に迷惑を掛けたくなかった様子だ
三途春千夜「今日はこのまま俺の部屋に泊まれ」
美涼に提案をしていた
「今はお前のこと_」
"片時も離したくねぇんだよ"
口から語られる言葉は全てが本心であった
618人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「東京リベンジャーズ」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:おりたん | 作成日時:2021年12月4日 10時