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助太刀 ページ22
美涼には香で視界と嗅覚が
「本当の娘のように見とったがな…」
"今は1人の女としか見れん"
美涼を見る目はまるで飢えた獣のようだった
『…っ…いや…近寄らないでよ…！』
美涼には視界が霞んで見える為、恐怖で思わず目を閉じてしまった
緊迫した状況下で救いの手はなく
その矢先、次の瞬間に折檻部屋が勢いよく開いた
？「おい」
一人の男は鍵が付いた扉をぶち破って中に入って来ていた
その男は
？「その女に手ぇ出すな」
楼主に対して重く冷たく刺すように告げた
？「花魁は俺が買う」
美涼を取り引きしたいと交渉を持ちかけてきた
「なんじゃ…貴様。無粋な輩じゃの」
楼主は美涼から離れて男を
「貴様は一体、美涼にいくら払うんだ？」
そして人身売買という名の値踏みをしていた
？「美涼の価値をテメェが決めんな」
笠を被った男はここで笠を外した
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作者名：おりたん | 作成日時：2021年12月4日 10時
