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allievo ページ35
鶴蝶「よく分かる」
色々な感情が込み上げてきた美涼は鶴蝶の前で涙を流した
美涼の隣で鶴蝶は終始静かに聞いていた
鶴蝶「俺もイザナの隣に居たから」
そう言って美涼を優しく抱き締めた
美涼は鶴蝶に慰められて徐々に気持ちに落ち着きを取り戻し始めていた
『鶴蝶の瞳って綺麗だな…』
真正面から鶴蝶の顔を見つめていた
『オッドアイがキレイ』
鶴蝶は左右で色が異なる神秘的な瞳を持っていた
『でも…顔の傷が痛々しいね』
美涼は鶴蝶の顔面にある傷が視界に入り少し心が痛んだ
鶴蝶「昔からだよ」
頭部から額を伝わり左目にかけて深く傷ついていた
鶴蝶「誰にやられたとか覚えてねぇよ」
声のトーンは変わらないが少し俯いて告げた
鶴蝶「美涼のことは俺が守ってやるからな」
暫くしてから鶴蝶は美涼の髪を一束掬ってそのまま口付けを落とした
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作者名：おりたん | 作成日時：2021年11月23日 9時
