闇夜に咲く一輪の花３【梵天】

休憩時間 ページ33

子息が乗馬の稽古の時間になり、竜胆と美涼はしばしの間休憩をもらっていた





灰谷竜胆「三途に執事は無理だろ」





煙草を吸いながら竜胆は美涼に問いかけていた





『JKでも毛嫌いしてるもんね』





三途は以前に女子高生に逆ナンをされた際は無言で視線だけで殺していた





灰谷竜胆「ガキなんて余計に無理だろ」





護衛対象の13歳の少年に対して尚更難しいと思った





『というか…春千代は人を選ぶよね』





三途はよく自分の好みで人選を選抜している





灰谷竜胆「首領もな」





自分たちにも





ガキの時代があったのに…





美涼は今と昔を比較していた





『蘭はジャンルによる』





人種の問題だと美涼は言った





『ココも大体の人間が嫌いみたいだし』





九井は好き嫌いが激しいタイプだ





灰谷竜胆「何…あいつ人間不信か？」





美涼の発言に竜胆も少し驚いていた





『そう考えたら竜胆はまとも』





美涼は竜胆と視線を交えて告げた





竜胆と任務って＿





意外とやり甲斐を感じる





『今回もよろしくね』






"相棒"






そう言って美涼は笑顔を向けた





灰谷竜胆「…おう」





美涼の呼び方に対して竜胆は短く返事をした

coltello→←給仕

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す