一 ページ3
.
「先ずは今私たちが置かれている状況を理解しましょう」
「はい!」
今剣は笑みを浮かべて明るく返事をした。彼処にいる侭だと邪魔になるからと場所を変え、今は公園のベンチに腰かけている。
「貴方は第一部隊を連れて出陣しようとゲート前にいましたよね。然しゲートが不具合を起こし、何故か過去へ遡れなかった、と」
「なのであるじさまをよんでげーとをしらべてもらいました!」
今剣は確かに私の処に来てゲートが動かないと訴えていた。そしてゲートを調べた。
「で、いきなりゲートが光って起動したかと思っていたら何故か此処に……。他の第一部隊の五人はいませんし……。嗚呼、訳わからない……」
「あるじさま、きをおとさずに!」
此処が何処なのか。抑々過去なのか未来なのかも判っていない。第一部隊は本丸に残された侭だろうか。
「あるじさま、まずはここがどこなのかしらべましょう。きけばわかるはずです」
「そうしたいんですが貴方の格好は少し目立ってしまうかと……」
コスプレと云えば誤魔化せそうだ。嗚呼、その前に本体を隠して貰わねば。
「お金はないので服は買えませんね……って、此処の季節は夏。その服じゃ暑いのでは?」
「だいじょうぶですよ! へいきです!」
今剣は汗ひとつかいていない。暑くなってきたら本人から申告されるだろう。今は聞きこみだ。今剣の服装についてはもうどうしようもない。
「すみません。此処って何処ですか?」
女子高生らしき二人に聞くと「未来から来た人みたいなこと云うんですねー」と云われた。実際そうだ。
「此処はヨコハマですよ」
「……ヨコハマ?」
582人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
嫁が糞ガキ共(イケメン)に狙われてるんだけど、killしておk?【あんスタ×A3!】
空舞う花は桜色[2]【刀剣乱舞×文豪ストレイドッグス】
もっと見る
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
織川(プロフ) - カティさん» ありがとうございます!続編でもぜひぜひよろしくお願いします……! (2018年3月25日 14時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
カティ(プロフ) - 続編おめでとうございます!とても面白い作品ですね(*^^*)尊敬します! (2018年3月24日 9時) (レス) id: 0319e8dbc2 (このIDを非表示/違反報告)
織川(プロフ) - 花凪@南アルプス天然水さん» ありがとうございます……!! (2018年3月21日 14時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
花凪@南アルプス天然水(プロフ) - はい神作。うん。 (2018年3月19日 10時) (レス) id: 883e9e7f0a (このIDを非表示/違反報告)
織川(プロフ) - サッピーさん» ありがとうございます……! いつもこんな感じでいいのかな、と不安だったのですがサッピー様のコメントで不安吹き飛びました! 更新がんばります! (2018年3月5日 16時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:織川 | 作成日時:2018年2月25日 11時