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「先ずは今私たちが置かれている状況を理解しましょう」


「はい!」


今剣は笑みを浮かべて明るく返事をした。彼処にいる侭だと邪魔になるからと場所を変え、今は公園のベンチに腰かけている。


「貴方は第一部隊を連れて出陣しようとゲート前にいましたよね。然しゲートが不具合を起こし、何故か過去へ遡れなかった、と」


「なのであるじさまをよんでげーとをしらべてもらいました!」


今剣は確かに私の処に来てゲートが動かないと訴えていた。そしてゲートを調べた。


「で、いきなりゲートが光って起動したかと思っていたら何故か此処に……。他の第一部隊の五人はいませんし……。嗚呼、訳わからない……」


「あるじさま、きをおとさずに!」


此処が何処なのか。抑々過去なのか未来なのかも判っていない。第一部隊は本丸に残された侭だろうか。


「あるじさま、まずはここがどこなのかしらべましょう。きけばわかるはずです」


「そうしたいんですが貴方の格好は少し目立ってしまうかと……」


コスプレと云えば誤魔化せそうだ。嗚呼、その前に本体を隠して貰わねば。


「お金はないので服は買えませんね……って、此処の季節は夏。その服じゃ暑いのでは?」


「だいじょうぶですよ! へいきです!」


今剣は汗ひとつかいていない。暑くなってきたら本人から申告されるだろう。今は聞きこみだ。今剣の服装についてはもうどうしようもない。


「すみません。此処って何処ですか?」


女子高生らしき二人に聞くと「未来から来た人みたいなこと云うんですねー」と云われた。実際そうだ。


「此処はヨコハマですよ」


「……ヨコハマ?」

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織川(プロフ) - カティさん» ありがとうございます!続編でもぜひぜひよろしくお願いします……! (2018年3月25日 14時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
カティ(プロフ) - 続編おめでとうございます!とても面白い作品ですね(*^^*)尊敬します! (2018年3月24日 9時) (レス) id: 0319e8dbc2 (このIDを非表示/違反報告)
織川(プロフ) - 花凪@南アルプス天然水さん» ありがとうございます……!! (2018年3月21日 14時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)
花凪@南アルプス天然水(プロフ) - はい神作。うん。 (2018年3月19日 10時) (レス) id: 883e9e7f0a (このIDを非表示/違反報告)
織川(プロフ) - サッピーさん» ありがとうございます……! いつもこんな感じでいいのかな、と不安だったのですがサッピー様のコメントで不安吹き飛びました! 更新がんばります! (2018年3月5日 16時) (レス) id: f371f8209b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:織川 | 作成日時:2018年2月25日 11時

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