転校生が校庭に吹っ飛んできた【暗殺教室×文豪ストレイドッグス】

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転校当日、私は樋口さんと一緒に学校へ向かった。尾崎幹部は目立つのでダメらしい。……とりあえず理事長へ挨拶しに行くことになった。


浅野學峯。貰った資料を読んで判ったことだが、Ｅ組は成績不振、不良生徒が行くところらしく、そういうダメな例を見せて本校舎の生徒に競争意識を高める効果があるようだ。だから山奥の古びた校舎にいたわけだ。真新しい綺麗な本校舎に入りながら思う。


「でも編入試験に受かった私がＥ組に行けるんですか？」


「首領によると編入試験を受け、合格した生徒が理事長の私物を壊してＥ組に行くことになったそうです」


「私も壊せばいいんですね。了解です」


然し挨拶をしに行くというのに親がいないとなると理事長は怪しむのではないか。樋口さんに質問すると「問題ありません」と答えられた。


「徳田さんは「森A」という名でヨコハマのとある会社の社長の養子という設定です。ポートマフィアって表向きは普通の会社として存在しているでしょう？ とりあえず、社長は忙しすぎて中々学校に行けず、お世話係の私と尾崎幹部が学校面を担当していると云えば完璧……と尾崎幹部が仰っていました」


設定盛りすぎでは？ と私が云う前に理事長室へ着いてしまった。扉の向こうに理事長がいると思うと緊張する。


「失礼します。森Aです」


扉を開けると気が弱そうな校長先生らしき人物と理事長がいた。

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