序章 ページ2
ピピピピピピッ
ピピピピピピッ
「あぁっ!もう!うっさい!」
時刻は9:30
ルーン目覚まし時計がなり出してから30分。
かれこれずっとなりっぱなしだ。
「後継のルーンよォ!止めろっ!」
いつもならピカリと光る手の甲の痣は、反応を見せない。
それどころか、目覚ましはずっとなりっぱなしだった。
「……………あれ、」
「なんか、手についてたルーンが消えてるんだけど。」
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クジョウの島で買ったほんのり紅葉色の季節限定リップクリーム。
シュンカシュー島で買った女性受けのいい香水を体に振りまいて…と、
よく当たる占い雑誌もよく読んだし、女性人気抜群のスイーツ誌も栞でピックアップを付けながら読み尽くした。
結果は文句なしのオールパーフェクト。
今の俺に、抜かりはない。
____俺の名はゼロキス!
この世のすべての女性を魅了する、罪を抱えたインキュバスさ。
今日という今日は気になるあの子をメロメロにさせてやるぜ……!
「この、恋愛マスターが…n「ゼロキスくん!!!!!大変なの!!!!!!」ハイィッ!!!!」
突然豪快に扉を開けてきた人物ら、彼女こそゼロキスが振り向かせたい相手でありメロメロにしたい人物だ。
彼女はなにやら焦っている様子。
「ど、どうかしたの?なにか落ちてるものでも食べた?」
「そんなことしないよ!ゼロキスくんの中の私ってどんなんなの!」
シュルシュル、と手に巻いていた包帯を外す彼女。
そして、バッと目の前に手を近づけてきた。
そして、その瞬間に理解した。
「後継のルーンが、無くなっちゃったの!!!」
「えぇーーーーー!?」
____この物語は、一人の自由奔放な女の子のなくしものを見つけるために、
香水を香らせる一人のインキュバスと、
その二人の護衛をするべく、自ら名乗りを上げた一人のアンドロイドが
ミサイル飛び回るエリア・シキシマを駆け回る話。
「ところで、なんで包帯?」
「雰囲気あるじゃん?」
「そ、そう…?」
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まこ - 本当にありがとうございます!出来れば早く書いてくれると嬉しいです!(何回もしつこくてすみません)これからもこのフーティメモリアルを読ませていただきます! (2020年8月3日 8時) (レス) id: b7c5f5eeef (このIDを非表示/違反報告)
きり。雑食(プロフ) - まこさん» 了解致しました。お時間頂きますが、こちらの作品が完結したら作ってみようと思います。コメントありがとうございました (2020年8月3日 0時) (レス) id: 330208c88e (このIDを非表示/違反報告)
まこ - こんにちは!フーティメモリアルを読ませて頂いたものです。良ければヤンデレのソアラちゃんと主人公の子が恋愛してくれる嬉しいです! (2020年8月2日 20時) (レス) id: b7c5f5eeef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:きり。雑食 | 作成日時:2020年7月25日 14時