初恋は引き算からはじめましょう

８：兄貴面しましょう ページ8

湊「最近通学路で二人組に見られてる！？」
槭「うん、そぉなの」
摩耶「ホラ槭ってモテるじゃん？なんか変な虫がついてると心配で」
湊「うわぁ絶対ウソだ」

ぶっちゃけて言うとさほど心配ではない。
こういうことは何度か過去にもあった

槭「今まで通りミナトが追い払ってくれるもんね♪」
湊「うし、まかせろ」

・・・男前な友達のおかげで

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誉「羽斑さんが誰かに見られている？」
湊「うん。まぁあの子可愛いし仕方ないだろうけど」

・・・

誉「それは心配ですね」
湊「ほぉ珍しい。欣邦があの子の心配するなんて」
誉「逅賀佐さん・・・」
湊「おっとやっぱりそっちか」

湊「あ、でも明日は大丈夫だろうね」
誉「？」
湊「明日、吹奏楽部はフルートのパートの奴だけ朝錬があるんだろ？時間帯がいつもと違うから奴らも襲いはしないだろ」

誉「・・・・・」

先生「これより定例会議を始めるー」
「きりーつ」


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今日は槭が朝錬でいない
いつもより早く学校につきそうだ

摩耶「行ってきまーす」
母「いってらっしゃーい」

――――――？

誉「おはよう逅賀佐さん」
摩耶「・・・欣邦くん。どうして」
誉「なんか最近変な人に見られてるって聞いたから心配して」

摩耶「いや、見られてるのはきっと槭・・・」
誉「今日は一人でしょ？一緒に学校行こう。今日の早朝会議は狩谷崎さんだから、ね？」
摩耶「あぁ、うん・・・」

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