仮面ライダーエグゼイドオリジナルストーリー (ページ4)

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I’m a 仮面ライダー！2 ページ4

ー衛生省
時を同じくして衛生省では「衛生大臣官房審議官」エリック・天魔とスーツ姿の女性が話していた。

｢天才ゲーマー、ハンドルネーム『H』……。本名不明、数々の大会で優勝……｣

｢天才ゲーマーならきっと、ゲーマドライバーの適合者になれるはずです｣

｢適合者なら、まもなくドクターが帰国する事になってる。それでは不満かい、ルアナ君？｣

｢っいえ……｣

｢5年前の悲劇を、繰り返す訳にはいかない｣

エリックはそう言いながら席を立つと、机の上のケースを開き、ケースの中の物を見ながら言った。

｢人類の未来はこいつにかかっている…至急CRを復旧させるんだ、ルアナ君｣

｢はい！｣

ー病院内・入院病棟
「颯太く～ん？うわぁ！」

突然(名前)の視界が塞がれた。
視界を塞いだのは、小児科の患者「須山颯太」が投げたパジャマだった。

「ダーメ！外出許可が出てないんだから、着替えて！」

「なんで入院してなきゃいけないの⁉」

そう言いながら颯太は看護婦にもパジャマを投げつけた。
そして、よろけた拍子に(名前)の足が看護婦に踏まれたのだ。

「痛～い！痛っ、痛っ！」

(名前)はすぐに持ち直して言った。

「あのね颯太君、これは颯太君の眩暈の原因を探るための検査入院で…」

「この先生嫌だ、鼻血だし！」

「う…」

「半人前の研修医！」

「ガーン！」

(名前)はショックを受けながら、鼻のティッシュを抜いた。
しかし、そうしている内に…

「あれ？」

颯太がいなくなっていた。

「ちょっと！早く追いかけなさい！担当医でしょ！」

「は、はい！ちょ、ちょっと待って！」

病院の外に出ると、颯太は横断歩道を渡っていた。

「あぁ！颯太君！」

颯太は走り出した。

「ちょっと待って！」

颯太は全力で走る。

「颯太君！ダメだよ颯太君！どこに行くんだよ～？」

(名前)は颯太を追いかけていると、曲がり角で配達員とぶつかってしまった。

「「うわぁ～！」」

ぶつかった拍子に荷物をばらまいてしまい、その上(名前)は台車に乗ってしまい、颯太を追い越して坂道を下って行った。

「ごめんなさ～い！」

坂道を下った先には、ルアナが歩いていた。

「うわぁ～、避けてください！」

幸いルアナとぶつかる事は無かったが(名前)は段差に引っかかり、台車ごと吹っ飛んでいった。

「うわっ…」