仮面ライダーエグゼイドオリジナルストーリー (ページ29)

今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:3,449 hit

BANしたあいつがやってくる 5 ページ29

相手の言葉に呆れたような表情になり、奈瑞菜は言った。

「ご存知のはずです、あの女はもうドクターじゃない。5年前、ゲームの魅力に取り憑かれたあまりに…」

「医療ミスを犯し、患者の命を奪った」

奈瑞菜の言葉を遮り、彼女の言おうとした言葉を一也が言った。

－廃病院

「患者の勇樹くんが、あなたを恐がっています。あの子にストレスを与えたくないので、この件には関わらないでもらえませんか？」

「僕は僕のやりたいようにやる。お医者さんごっこなんか止めてゲームを楽しもうよ？」

「元ドクターとして、患者を救いたいとは思わないんですか!?」

「僕が求めてるのはガシャットだけだよ」

「え？」

「10種類のガシャットさえ集めれば全てのバグスターウイルスをぶっ潰す力が手に入る…エグゼイド、僕と勝負してよ」

こんな時に何を言ってるのかと言いたげな顔の(名前)に彼方はニヤリと笑い言う

「あの少年から出たバグスターをどっちが倒すか、お互いのガシャットをかけてね」

勝負に乗るべきかと悩んだそんな時、(名前)のケータイに一通の着信が来た。

「(名前)大変…勇樹くんが…」

着信相手はルピアだった。

「お母さん落ち着いてください！」

慌てた勇樹の母親を宥めようとする湊の声が病室に響く。

「脱走しちゃったよ…」

「ストーップ！」

病院から抜け出した勇樹の前に、リボルが現れた。

「みつけたぜ小僧？はっはっはっ」

－時を同じくして廃病院

兵隊の格好をした多くのバグスターウイルスが、(名前)と彼方に襲いかかる。

「来ると思ってたよ」

「えっ？」

襲いかかるバグスターウイルスを生身で応戦する(名前)と彼方。

「あの少年のストレスは医者、つまりバグスターの狙いは僕達さ。はっ！」

次々と来るバグスターウイルスを倒しながら外へ脱出する(名前)と彼方。

戦闘を続けているとリボルが勇樹を連れてきた。

「お前のストレスがピークに達した時、お前は消滅し、自分は完全な存在とな～る！」

「嫌だ！」

「勇樹くん！…早く終わらせるしかない！」

敵の攻撃を避けながら、ゲーマドライバーを取り出して装着する(名前)

『マイティアクションX！』

ガシャットを起動させ、ゲームエリアを展開していく。

「勇樹の運命は…僕が変える！…変身！」

『ガッシャット！Let's game! メッチャゲーム！ムッチャゲーム！What's your name? I'm a 仮面ライダー！』

「大変身！」

変身を終えると同時にレベルアップするエグゼイド。