仮面ライダーエグゼイドオリジナルストーリー (ページ26)

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BANしたあいつがやってくる 2 ページ26

白衣の女は勇樹に近づこうとしたが、(名前)はそれを前に立ちふさがって止める。

「離れてください！この子は医者が恐いんです！」

「はいどいてどいて、邪魔だよ」

白衣の女は1歩ずつ勇樹に近づくと、勇樹はさらにストレスを感じ寒気と震えが増した。

「うっ…うぅ…迎撃作戦開始」

勇樹の声に低めの声が混じりながら、勇樹の体はピストル型のバグスターユニオンへと姿を変えた。

｢■■■■■＿＿!!｣

「へぇ～、僕と同じゲームのバグスターなんだ。…だったら肩慣らしにはちょうど良いね」

「え…？」

(名前)の疑問をよそに、女は銃を構えるようにガシャットをバグスターに向けて起動させる。

『バンバンシューティング！』

ゲームが起動すると、ゲームエリアが展開しオイルが漏れたようなドラム缶が辺りに広がる。

女は左手に持っていたガシャットを右手に持ち替え、銃を回すようにガシャットを回し顔の左側に持っていった。

「変身！」

そして再びガシャットを回し、ゲーマドライバーに装填した。

【ﾚｯﾂｹﾞｰﾑ!ﾒｯﾁｬｹﾞｰﾑ! ﾑｯﾁｬｹﾞｰﾑ!ﾜｯﾁｬﾈｰﾑ!?ｱｲﾑｱｶﾒﾝﾗｲﾀﾞｰ!】

『ガシャコンマグナム！』

変身を終えると同時に銃型のガシャコンウェポン:ガシャコンマグナムを装備した。

「ミッション、開始！おらぁっ！」

そのライダーは発砲すると同時にバグスターへ向かって行った。

バグスターも迎え撃つように銃弾を発射する。

「はぁぁぁ～…はぁ！らぁっ！」

力を込めてライダーはジャンプしながら回転し、自分の周りにエネルギーの弾丸を纏わせバグスターに突撃した。

HITの表示と共に、勇樹からバグスターが分離された。

「うっ、うぅ…」

(名前)は勇樹がバグスターと分離したのを見るとすぐに駆け寄る。

「勇樹くん！大丈夫？」

「はぁ…ったく、威力は抜群だが諸刃の剣だな…」

攻撃をした後に地面に転がっていたライダーが起き上がった所に、ルアナが到着した。

「(名前)、なんであいつがいるの？」

ルアナは顔色を変えて(名前)に問う。

「知り合いですか？」

「彼女は、仮面ライダースナイプ」

驚いた顔で(名前)も問い、ルアナも淡々に説明する。

「仮面ライダー…スナイプ…」

ライダーの名を聞いて、周りを見回して(名前)がはっとする。

「あれって、開発中止になったバンバンシューティングのゲームエリアですよね？」