仮面ライダーエグゼイドオリジナルストーリー (ページ23)

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天才2人はno thank you？11 ページ23

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『えぇ～!?婚約解消を解消!?』

｢はい、良かったです！これでマリッジブルーは卒業ですね｣

『うん！』

｢くだらない｣

｢なんですかその言い方は｣

CRであの二人が無事婚約した報告をしている中で奈瑞菜の言葉に自分はムッとした
もっと別の言い方出来ないんだろうか？言動が本当に冷たい
不服そうに言った時、ドアから四角い箱を抱えた院長が現れた

｢いやぁ～一件落着！流石目に入れても痛くない私の自慢の娘だ！て事で、(名前)君は望み通り小児科に専念して貰って＿＿｣

｢…私、続けます。"CRのドクター"｣

｢え？｣

瞠目して驚く院長を通りすぎて(名前)は奈瑞菜を見据える
それが自分なりの答えだ。庭で会った闇神初と言う青年に言われただけではない。ちゃんと自分の中で考えて、見て感じた結果がそれだった

｢"こんな人に…患者を任せられませんから"｣

｢……｣

こんな患者の事を考えない医師に、任せられない

勿論、そんな事を言えば彼女の父親は激昂する訳で

｢私の娘にこんな人とはなんだ!?｣

｢そうこなくっちゃ！｣

｢…ですよねー！よし、患者さんから御礼にアップルパイ貰ったから皆で食べよう！｣

｢やったー！切りたーい！｣

｢待て｣

突然の待ったコールに一同は思わず止まった
椅子から立ち上がった奈瑞菜は一度夢主を睨むような視線を向け、アップルパイに視線を移動させる

｢私に切れないものはない。例え、アップルパイでもな。…メス｣

｢……？はい、｣

ルピアから渡されたナイフで器用に、そして適格にアップルパイに切り込みを入れ、綺麗に等分する奈瑞菜

外科医の本領発揮だ
まさかここで使うとは思ってもみなかった自分である

｢…ただ甘いものが好きなだけですよね？｣

(名前)の言った言葉にさしもののルピアも苦笑した

患者に一切関わらない天才外科医の仮面ライダーブレイブ、小桜奈瑞菜は…どうやら、かなりの甘党のようで。

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幻夢コーポレーションの社長室にあり得ない程の大量の札束を投げる女が一人＿＿

｢神崎先生も奇特な方ですねぇ｣

｢はは、そっちだって新作ゲーム機の開発費が必要だろ？｣

ニヤニヤと笑って札束を机に叩き付ける
それに社長、工藤一也は横に置いてあるケースからライダーガシャットを取り出した。

｢貴方の目的はドクターとして患者を救う事？それとも……｣

ゲーマードライバーとそのガシャットを受け取り、闇医者＿＿神崎彼方は笑った

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