121の扉 ページ3
目を開けていいと言われて、ゆっくりと開ける
開いた目に映った景色は、
あの日の、お兄ちゃんが死んだあの時の景色と同じだった
『これって・・・!?』
ソウマ「12年前の僕らの家の近くだよ、
大丈夫、僕らのことは誰にも見えていないから」
私とお兄ちゃんの間を、4歳くらいの少女が嬉しそうに走り抜けていく
間違いない、あれは、あの時の私だ
ソウマ「まさか、思いもしなかっただろうね
ほんの5、6分ほど後に、悲劇に巻き込まれるだなんて」
−−−−−−
乾いた音が二発、住宅街に響き渡る
扉の前で泣き叫ぶ、かつての私
いやだ・・・こんなの見たくなんかなかった
見ていたら、自分が壊れてしまいそうで
目を背けようとした
ソウマ「(無理もないか・・・・
人生最大のトラウマと言っても過言じゃ無いからね・・・)
・・・・・A、目を背けないで
あと、
Aにこれから後の記憶ってある?」
これの後・・・?
探っても、何も思い出せず、首を横にふる
そう言えば、あの後、目を覚ましたのは病院のベッドの上
いつ、気絶したのかわからない
ソウマ「そうか・・・・じゃあ、ちゃんと見ておかないとね」
お兄ちゃんの白い指がまっすぐと、前を指す
それに合わせて視線を動かす
『・・・・・!?』
扉の前、そこに居たのは
神?「どうしたんだい?お嬢様
何か、辛いことでもあったのかな?」
ニコニコと、貼り付けたような笑顔の
いつもと姿は若干違うけど、間違いなく神がそこに居た
幼少期『だ・・・れ・・・?』
神「僕?んーと、僕はねえ、君に呼ばれてここに来た、通りすがりの神様だよ」
幼少期『かみさま・・・?お願い事、かなえにきてくれたの!?』
絶望していた私の顔に、僅かながら希望が見えた
神「ねがいごと・・・?
ふふっ、良いよ、叶えてあげる
代わりにちょっとだけ手伝ってくれないかな」
面白そうに、でも何処か嬉しそうに神は言う
幼少期『本当に!?でも、お手伝いって何するの・・・?
わたし、まだ洗濯物たとむ位しか出来ないよ』
神「そんなことじゃ無いよ!!
ちょっとだけ、君の精神を借りるだけだから、
大丈夫!!怖くなんて無いから
ダメ・・・かな」
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カノン - おお、合格おめでとう御座います！ これからも更新頑張って下さい！ (2018年3月22日 23時) (
レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
ACE(プロフ) - オリエンス★さん» ティキ大好きなので、めちゃくちゃ期待しときます笑 (2018年3月10日 2時) (レス) id: bc10b1f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス★ - ご安心を。方舟でめっちゃ絡ませるんで←期待しておいてください笑 (2018年3月9日 22時) (レス) id: b44be12aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ACE(プロフ) - ティキとの絡みがもっと欲しい(切実) (2018年3月9日 18時) (レス) id: bc10b1f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス★ - ブルーキャット=迷い猫さん» 返信遅れてすいません!!有難うございます!!・・・ひょっとしてですが、シュレ好きだったりします?笑 (2017年9月10日 14時) (レス) id: 236a6e10e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オリエンス@名前変更予定中 | 作成日時：2017年7月15日 20時
