130の扉 ページ12
神田side
さっき、目の前にいるこいつから渡された試験官の中身を飲んだこいつは、
急に、何の前触れもなく眠ってしまった
神田「こいつ、どうすれば良い?」
ヨハン「取り敢えずおぶったままだね・・・
でも、遅くても半日で目は覚めるはずだから
起きたらこっちの赤の錠剤それで、多分今から行けば
次の日の朝にこっちの紫の錠剤飲ませて
その頃にはもう体力も完全に回復してるはずさ!!」
何やら赤い薬と、紫色のカプセルが入った袋を渡される
・・・・・飲めるのか、これ
取り敢えず、その袋をポケットにしまって、
背中で眠っているAをおぶりなおす
神田「お前たちはこれからどうするんだ?」
ヨハン「僕たちは、最初に言われた任務の遂行に行くよ
作戦に支障をきたすわけには行かないから
それじゃあ、そろそろ僕は行かないと
じゃあ神田くんよろしくね!」
そういってヨハンは、どこからか現れた巨大な扉に向かって走っていった
踵を返し、さっき走ってきた道を再び進む
ヨハン「おーーーい！神田くーん‼ちょっと待って‼」
さっき走っていったはずのヨハンが
ゼイゼイと息を切らしてこっちに向かって走ってきた
神田「なんだ」
ヨハン「い、いいわすれてたけど・・・
その薬、飲ませる順番逆にしたらちょっとした作用が追加されちゃうから
気をつけてね・・・まあでも、効力に変化はたいしてないから
万一逆になっても命に別状はないから安心してね
それいうの忘れてたから・・・それじゃあ、
ホントのホントのホントにAよろしくねー」
再びパタパタと走り去っていく
薬の順番・・・
どっちが先だったか・・・
・・・・・・・どこかで思い出すか←
どうせ二択だ、当たるだろ←
ガサガサと歩くたびに落ち葉が音を立てる
無言の静寂が俺たちを包んでいた
時々、背中のこいつが動いて
紫に輝く髪が、視界の隅で揺れる
何故だか知らないが、ついつい、頬が緩んでしまう
『んん・・・か・・・んだ・・・
ありがと・・・』
神田「⁉」
心臓が止まるかと思った
起きた気配は全くしない・・・とすると寝言か
こいつ、どんな夢を・・・
顔に次第に熱が集まってきているのを感じた
くそ・・・こいつといると調子が狂う・・・
さっさと戻って、宿かどっかにこいつを下ろさねぇと・・・
歩む足を速め、少し急いで元帥たちのところへ向かう
その時、頭の片隅に、「離れたくない」という思いがあったことを、
俺は知らない
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カノン - おお、合格おめでとう御座います！ これからも更新頑張って下さい！ (2018年3月22日 23時) (
レス) id: 7d77e3de06 (このIDを非表示/違反報告)
ACE(プロフ) - オリエンス★さん» ティキ大好きなので、めちゃくちゃ期待しときます笑 (2018年3月10日 2時) (レス) id: bc10b1f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス★ - ご安心を。方舟でめっちゃ絡ませるんで←期待しておいてください笑 (2018年3月9日 22時) (レス) id: b44be12aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ACE(プロフ) - ティキとの絡みがもっと欲しい(切実) (2018年3月9日 18時) (レス) id: bc10b1f9c4 (このIDを非表示/違反報告)
オリエンス★ - ブルーキャット=迷い猫さん» 返信遅れてすいません!!有難うございます!!・・・ひょっとしてですが、シュレ好きだったりします?笑 (2017年9月10日 14時) (レス) id: 236a6e10e8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：オリエンス@名前変更予定中 | 作成日時：2017年7月15日 20時
