私の人生はまだまだ捨てたもんじゃない[ワートリ]

第25話 ページ33

ｻﾞﾜｻﾞﾜｻﾞﾜ

修「....？」

修「うわっ！？」

ﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

遊「おう、おかえり」

貴「おかえり、修!!(*^-^)」

その場の全員『天使だ！』

修「なんだこれ！？」

遊「大丈夫だオサム。今度はホネは折ってないぞ、たぶんﾆｺﾘ」

修「そういう問題じゃない!!」



修「学校の時から思ってたが....」

遊「うまいうまい」

ﾓｼｬﾓｼｬ

修「おまえの行動は暴力的すぎる！」

修「なんでも暴力で解決しようとするのをやめろ！」

遊「ふむ？どういうこと？例の「やられてもやり返すな」ってやつか？」

修「....ちがう！もっとマシな解決法があるだろって話だ！」

修「暴力に暴力でやり返してたら相手と同レベルだろ！」

修「そもそも暴力は法律で禁止されてる！」

遊「うーん....日本のルールはよくわからんけど....相手がルールを守るとは限んないじゃん」

遊「そういう場合はどうすりゃいいの？」

修「....！」

貴「....私はね、基準を決めてるわ！例えば何かもめ事が起こったときに冷静で落ち着きがある人は充分話し合いで解決できそうでしょ？」

遊「ふむ。そうだな」

貴「最悪、少し落ち着きがない人でもほとんどの場合、話し合いで済ませることができる。でも、さっきみたいなチンピラとかは、かなり無理に等しいからあまり関わらない。だけど誰かを傷つけたり、自分に被害がくれば、正当防衛として躊躇なく殴るし蹴る。ある程度の範囲でね！」

遊「ふむ。たしかにそうかもしれん」

遊「「ルールってのは世界を回すためにある」「おまえを守るためじゃない」....親父がむかしそう言ってた」

遊「いざって時に自分を守れるのは自分の力だろ」

遊「あとはまあ逃げ足とか数の力とか....」

修「........」

修「(なんなんだこいつは....言ってることは小学生みたいな理屈なのに言葉に妙な【本気度】を感じる....)」

遊「うーむ、しかし....日本だとそれじゃまずいのか？さっきもやたらざわざわされたし....」

修「....！そ....そうだ！日本だとまずいんだ！」

遊「ふむ」

ﾊﾟｸ

遊「だったら、オサムと花織がおれに日本のこと教えてくれよ」

修「....え！？」

貴「....」

遊「日本のことがもっとわかればおれはもっとうまくやれるかもしれないだろ？」

ｸｼｬｸｼｬｸｼｬ

修「....！」

貴「ｸｽｯ」

修「(....こいつはめちゃくちゃなやつだけどバカじゃない)」

遊「ゴミはもってかえる」

ｷｭｯ


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