独りぼっち。

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何度、刃物を持ち出してみても

死ぬ勇気なんて、私にはない。


馬鹿馬鹿しい期待を


胸に秘めてるのかな？


小さい頃から、変わらない事。


それはひとつだけ。


たまに…なるんだ。


死ぬのではないかと思うほど

胸がドクドク鳴って


誰かに触れないと壊れそうになる


触れて…やっと……落ち着く。


なのに、


触れる相手がいなくなったよ


どんなに私の心臓が、胸が、

ドクドク云っても


誰にも触れることは出来ない。


お母さん、私…独りぼっち。


明日は病院に行く。


私がおかしいから。


壊れているから。


でもね、
この病気はもう治らないんだ。


病院に行っても、
私の病名が増えていくだけだよ。

先生、次は……


なんて名前を付けてくれるの？

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