02.告白? ページ2
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「…え?」
「あっ」
……今、なんつった?
驚いて、手から氷が幾つか滑り落ちてしまった。
振り向くと、耳まで赤くして俯いている宮さん。
やってしまった、とでも思っているのか
前で組んだ手が小刻みに震えている。
……え、なに、その反応、
「マジ…なの?」
「!」
床に落ちた氷をかき集めて宮さんに問えば、
肩が跳ね上がり真っ赤な顔を更に赤くした。
……本気だ、この人本気で言ったんだ。
目の前の人物の反応から、
ガチ告白を受けたと脳が認識した途端に、
自分の心臓がぎゅっと握り潰される感覚を覚えた。
再び足元に跪けば、
顔を赤くした宮さんの熱っぽい視線が私を捉える。
整った顔立ちが、恥ずかしさからか少し歪んでいて。
自分の鼓動が速くなっていくのも分かった。
______…いや、まあ、でも
「結構です」
「イヤァァァァつめたぁああああっ!!!」
氷嚢を右足に打ち付けるように押し当てれば、
痛みと冷たさで宮さんは叫び声をあげた。
「なんで⁉今いい雰囲気やったやん!
もしかして、の雰囲気やったやん!」
「出会って5分の告白なんか信じられるわけないでしょー」
「少女漫画でええ感じのBGM流れてる雰囲気出てたやん!」
「どんな頭してんの?幻聴?コワいわ」
暴れる足をガッチリ掴んで包帯で固定すると、
ベッド柵のパイプを掴んでのけぞっていた。
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オタク女 - ありがとうございます!私今日から二日、三日ほど用事があるのでコメントを休ませていただきます!すいません!帰ってきたら即コメントしますね!♪(^o^)/~~ (2020年11月9日 17時) (レス) id: 47328f5d91 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - オタク女さん» メアド登録してログイン出来たら小説作るのは出来ますよ〜!(*´˘`*) (2020年11月8日 19時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
オタク女 - ですよね、、私小説の作り方知らないからなぁ(泣) (2020年11月8日 12時) (レス) id: 47328f5d91 (このIDを非表示/違反報告)
れん(プロフ) - オタク女さん» 冬桜さんおはようございます〜!ゆっくりぐだぐだの日なのにすごく早起き…!偉いですね…!シオンくん原作でもあんまり出てこないですからね〜…皆に浸透してないような気はしますよね…笑 (2020年11月8日 9時) (レス) id: c0cfdfe5c5 (このIDを非表示/違反報告)
オタク女 - おはようございます!!今日はゆっくりぐだぐだの日です!私最近シオンくんの小説あるかなーって思って探したら無かったんですよ(泣)出ているのがれんさんの作品だけでして、、シオンくんメインの小説無いかな、、、(泣) (2020年11月8日 7時) (レス) id: 47328f5d91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:れん | 作成日時:2020年10月12日 11時